リズムにのってみる

人生や人間関係も、何においても「こうすればこうなる」みたいな方程式があると思っていました。

「こうすれば痩せる」と聞けばその通りに実行して、大学受験や大学卒業後からの教採に向けて勉強するとなった時は周りの先生から「この本でこうやって勉強すれば合格できる」「一日10時間は勉強しろ」などと言われたら忠実にその通りに行動していました。

本当はやりたくないのに無理やり実行していたから、泣きまくって、時には暴れて、それでも言われた通りにしていたらいい結果が出ると信じて、やり続けていました。
どんなことにも「これはこうしないといけない」と言う思いが強すぎて自分で自分の首をしめながら生活しています。
でもそんな状態が最近は少しずつ、少しずつ、解消できているのではないかと、思うのです。

と言うのも、職場やプライベートで出会う人たちがとにかく”楽しいこと”を見つけたり、考えたり、「いかに楽しく過ごすか」に全力を尽くしている姿を見るようになったからです。

「楽しいこと=悪」みたいに考えていた私はカチコチに凝り固まっているのだと。
もっと自分の、その時その時の「こうしたい」という気持ちを大切にしてもいいのではないかと、思うようになりました。

なるようになる
ならなかったらその時考えるしかない

村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』で主人公はそんなようなことを言っていました。

流れている音楽のリズムに乗って、自分が思うように踊りながら日々を過ごす。
私の踊りはまだまだカチコチのロボットダンスだけれど、踊ることの楽しさを少しずつ実感し始めました。