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音が千倍良くなる!・・かもしれない!? 「ストーン効果法」 ~特別編~

みなさん、ご自分のオーディオ装置の音を良くしてみませんか?
千倍良くなる!・・かもしれません!?


TBSドラマ「半沢直樹」での決め台詞「倍返しだ!」が、続編では「3人まとめて千倍返しだ!」になっていましたね。これは、1人「10倍返し」の3人分ということでしょうが、30倍ではなくて「千倍」になるところが凄いと思いませんか!?おそらく、人の感情の大きさというのは「足し算」ではなくて「掛け算」なのですね。つまり、感覚とか刺激も同様で、エクスポーネンシャル(指数関数的)に上がっていくということだと思います。ということで、筆者の「ストーン効果法」も進化を遂げ、初稿のタイトル「音が十倍良くなる!」が、今や「音が千倍良くなる!」・・かもしれない!?になりました。(オーバー表現かもしれませんが、実際問題、筆者自身のシステムではそうなったと感じています。⇒『ダイナミックレンジ編』をご覧ください。)

さて、noteへの初投稿からちょうど1年が経ちました。月に1件のペースで投稿を続けてきて、みなさんに読んでいただき、おかげさまで総アクセス数も2,000を超えることができました。ありがとうございます。一番読まれた記事は断トツで『ダイナミックレンジ編』で、みなさんの知らなかったことが多く書かれていたからではないか?と思われます。有料記事と「ストーン」はあまり売れませんでしたが、目出度く(?)一周年となるのを記念して、また、より多くの人に「ストーン効果法」の良さを知ってもらうために、今回有料記事の一部無料公開をしたいと思います。

みなさんが一番関心を持たれていると思われる石の"種類"と"材質"についてです。それは、ずばり「タイル」です。ただし、タイルには「陶器」と「磁器」の2種類あって、陶器ではなく磁器の方です。簡単に言うと、陶器は土を焼き固めたもの、磁器は石を焼き固めたものです。ストーンは「石」ですから、当然後者になるわけです。このタイルを「ストーンスポット」(音のスイートスポット)に置くことで音が良くなる!というのが「ストーン効果法」の原理になります。大きさは10センチ角、厚さ1センチ程度が基本です。使用システムの規模に応じて、大きさや厚さを変えればいいのですが、大きさはあまり変えないで、厚さを変えることで重さを変えた方がいい場合があります(大きくて重ければいいというものではありません!?笑)。タイルは、大理石などの天然石より加工がしやすく、しかも安価です。そのオーディオシステムに合わせたストーンをオーダーメイドで作ることも可能です。(磁器タイルのメーカーさん、一緒に製品開発しませんか?)

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建築用資材のタイル(磁器)は、石材店やホームセンターで、1枚100円~200円で売っています。初稿(有料ページ)では、このタイルを厚さを変えて二段重ねにし、左右小型スピーカの上にそれぞれ置く、と記しました(今回のタイトル画像の上部をよく見てください!)。そして、アンプやCDプレーヤなど関連するオーディオデバイスの上にも、異なる大きさのタイルをやはり厚さを変えて二段重ねにし、それぞれ置く、と記しました。これで、音が10倍良くなるわけです。進化形では、あることをして『ダイナミックレンジ編』の「まえがき」に書いた時点で10倍、さらにあることをして『ピアノトリオ編』の「まえがき」に書いた時点でさらに10倍、と飛躍して良くなり、タイトル通り1000倍良くなった!というわけです。何をしたのか?は、「有料記事」かヤフオクの「使い方ガイド」(ともに更新済みです)をご覧になってください。

https://auctions.yahoo.co.jp/list3/23764-category.html(⇒「その他」カテゴリー)

もちろん、それだけではありません。前回記した、左右スピーカの中間の床の上にも石をスポット的に置くと効果があるのです(デバイスが置いてあってもOKです)。この石は、音の調整と部屋の調整(ルームチューニング)という、まさに「一石二調(二鳥?)」となるのです。みなさん試されましたでしょうか?さらに、ストーンスポットは部屋の至るところにあります。オーディオラックや棚、そしてテーブルの上にも、です(霊感が漂って来ましたか!?笑)。適材適所に(?)ストーンを置くことによって、その相乗効果により、トータルで響きが良くなるのです。

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最近気が付いたことですが、以前より音が生き生きとして明るくなりました。そして、各楽器がはっきりと分かれて立体的になり、奥行と幅が広がったような気がします。また、トランジェントとヌケがさらに良くなり、音を大きくすると楽曲によってはドラムス、パーカッションなどの音が一斉に飛び出して来て(身の危険を感じて!?)逃げ出したくなるような心境に駆られます!(笑)。みなさんは、こんな経験されたことありますか?(本当に自分でもびっくりするほど生々しくなっています!!)

このCDを聴いてみてください。松岡直也の「ダンス・アポン・ナ・タイム」というラテン・ダンス・ミュージックのアルバムなんですが、録音が良く、シンセサイザーやパーカッションなどがあまりにもリアルに鋭く抜け出て来ると(9曲目など)、上記のような脅威に晒されることもあります(笑)。


さて、今回は一周年記念ということで、「特別編」として、筆者が行っている音が良くなる手法を(特にオーディオ初心者の方向けに)まとめてご紹介したいと思います。これまで書いたことも含めて、主にセッティングに関してですが(これが大事です!)意外と見過ごされがちなことが多いのでまとめてみました。ストーンを使わなくても音はこれにより"倍"は良くなりますよ!?(笑)。


◇ スピーカの設置位置について

スピーカは壁から最低10センチは離してください。左右の距離は、部屋の大きさにもよりますが、(中心軸間で)1~2mが理想です(あまり離さない方がいいです)。スピーカボックスの角度を、やや内側に向けて設置します(あまり角度を付け過ぎないようにしてください)。リスニングポジションは(正三角形より)やや後方がいいです。

(低音用の)サブウーハを使用する場合は、左右スピーカの間で、できるだけ中央付近に並べて設置し、やや角度を付けます(あまり付け過ぎないで空間が広い方に向けてください)。左右スピーカの外側に設置してはいけません。ものの本には外側に設置するように書いてありますが、これはいけません!(低音の響きが弱くなります)

◇ オーディオラックの設置位置について

左右スピーカの間の中央付近が理想ですが、両脇外側や、奥または横の壁際でも構いません(スピーカの後方を除く)。なるべく、スピーカとの距離が近い方がいいです(ケーブルが短くて済むため)。こちらは、壁に付けても大丈夫です。

◇ ケーブルについて

ケーブル全般に対して言えることは、太ければ太いほど、短ければ短いほど良い、ということです。もちろん、材質もありますが、基本はそういうことです。材質は、筆者個人的には「銀」が一番良く、次が「銅」です。純銀はいいのですが、高いです。銅は、6N(純度99.9999%)以上であれば問題ないと思います。ですから、お薦めは、スピーカケーブルとしては6N製、RCAケーブルとしては純銀製ですね。ここだけの話ですが(笑)、ケーブルに何万円も懸けるのはもったいないです。(高級ケーブルメーカーの方、ごめんなさい!?)

◇ インシュレーターについて

スピーカボックスの下にはインシュレーターを敷いてください。小型スピーカの場合は、ソルボセインのような硬質ゴム系がいいようです。サブウーハや大型スピーカの場合は、レンガブロックなどの土台の上に金属系のインシュレーターを敷いてください(千円硬貨でもOKです!)。アンプやCDプレーヤといったオーディオデバイスの下にもインシュレーターを敷いてください(ほとんどが敷いてあると思いますが・・)。(こちらも、あまりお金を懸けるべきではありません!?)

◇ 部屋の環境について

リスニングルームとしての部屋の環境は重要です。オーディオシステム以外に何もない部屋は、壁や床、そして天井からの反射が多すぎるため、音響的に良くないです。適度に家具や飾りを置くなどして、デッドニング(音を吸収させること)をしてください。ちなみに、壁やコーナーに厚手の洋服を掛ける、といったことでも少しは改善されます。

以上を参考にして、セッティングを変更してみてください。さらに、「ストーン効果法」を導入すれば、自分でもびっくりの見違える(聴き違える?)音になりますよ!!

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筒美京平さんが亡くなりましたね。本当に好きな作曲家でした。数え切れないほどのヒット曲がありますが、筆者のお気に入りベスト3は、他の人とちょっと違いまして、
 1位 「たそがれマイ・ラブ」 大橋純子
 2位 「また逢う日まで」 尾崎紀世彦
 3位 「シンデレラ・ハネムーン」 岩崎宏美
です。

それぞれ曲もいいですが、編曲がすばらしいのです。『ストリングス編』のときにも書きましたが、バックのストリングスの使い方がいいですね。1位の「たそがれマイ・ラブ」ですが、「よくこんないい曲が書けるなぁ」と感心してしまいます。バック伴奏のアレンジにしても、哀愁を帯び過ぎています!?(笑)。また、2位の「また逢う日まで」は、イントロもいいですが、第2フレーズ(5小節目~6小節目)のコード進行が新鮮でした。実は、筆者は当時作曲の勉強をしていて、「こういう展開もあるのか・・」と参考になりました。もちろん、サビもいいです。3位の「シンデレラ・ハネムーン」は、コロッケのものまねでも有名ですが(顔が似てますね!?笑)、なんといってもディスコサウンドのような軽快なリズムで乗りが良く、曲はもちろんのこと、ご自身の編曲で好んで使ったというバックの速弾きストリングスがいいです。

参考までに、4位以下も列挙しますと、「魅せられて」ジュディ・オング、「九月の雨」太田裕美、「17才」南沙織、「雨がやんだら」朝丘雪路、「東京ららばい」中原理恵、「真夏の出来事」平山三紀、「飛んでイスタンブール」庄野真代と、これぞ「昭和歌謡」という曲が続きます。もっともっといい曲を書いて世に送り出してほしかったですが、残念です。心からご冥福をお祈りいたします。

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