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かのうさんへ 2021/05/05

お元気ですか?
ニュースでは「ゴールデンウィークも後半です」と報道していて思わず「えっもう後半?」と声に出してしまいました。ゴールデンウィーク前に終了させるはずだったタスクが山のように残っていまして、私の場合「ゴールなしウィーク」になっちゃってます。とはいえ先月は、東京でお会いでき楽しかったですね。もうすごく前のことのように感じますが、半月ほど前のことだったんだ!と驚いています。

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4/14~16に幕張で開催された「ライセンシングジャパン」に合わせて上京されていたのですよね。私も、選考会の審査に参加させていただいた「台湾パビリオン」を見学したり、ご縁のある「クマーバチャンネル」の日本キャラクター大賞ニューフェース賞受賞式を見に行ったりしていました。会場ではキャラクター界の色々な方と再会できたり、オンラインでしかお会いしていなかった方とも直接お話ができるなど、とても有意義な時間でした。かのうさんとは会場ではお会いできずでしたが、都内でリアル会議を2回ご一緒できてとても良かったです。
オンラインではできないことや感じ取れないこともありますね。「次、こうしたらいいんじゃないか?」というひらめきは、リアルでもオンラインでも「いける」と思うのですが、その後の詳細を詰めていくところやジョインするメンバーのちょっとした足並みは、リアルの方が察知できると思っています。
特に、新規プロジェクトやトライアルでの取り組み、成功パターンが定番化していないものは、気持ちが一つの方向を向いていないとどこかで綻びが出てしまうので、再検証したり、不安材料を払拭することも必要になりますね。それが早めにわかるのがリアルの良いところだと思います。
パターンができているものはオンラインで充分。でも、表現により深く踏み込むためには「現場100回」という言葉もあるように、リアルに五感で感じ取ったことが大事なんだなと思っています。つまり、コロナ禍にあって、「身体感覚」や「体感」がとても大きな情報だなとあらためて思いました。(キグルミを作っていらっしゃるかのうさんには自明の理ですね。)

コンセプトワークを行う時、クライアントさんの商品が作られる現場や会社に可能な限りうかがうようにしています。クライアントさんが来てくださることも多いですが、その事業が生まれた背景やストーリーや地理的要因、そして思いをできるだけ汲み取りたいからです。ブランドやキャラクターの「誕生」に立ち会う仕事、「再生」に立ち会う仕事、「育成」に伴走する仕事など、フェーズは様々ですが、私が関わった時にうれしいのは対処療法でなく体質改善のお役に立てたと感じる時です。なので、できるだけ現場にうかがい、取材と雑談などしながら、情報をインプットしています。(無理な場合はオンラインになりますが、その場合は「腑におちるまで」複数回お話をうかがい意見交換をするようにしています。)

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先日、緊急事態宣言が出る直前には、福島で取材をしていました。東京から行くのでP C R検査を受け陰性を確認して出発しました。県内の複数箇所を見学・取材させていただいたのですが、そんな中で、ただただ圧倒されたのは南相馬市にある福島ロボットテストフィールドです。そこは、ドローンやロボットの開発や実証実験を行なっている広大な施設で、産学公ふくめて20事業ほどが入っていました。海は目の前です。
詳しくは、南相馬市のウェブサイトから引用しますね。
「福島イノベーション・コースト構想に基づき、福島県が整備した「福島ロボットテストフィールド」は、物流、インフラ点検、大規模災害などに活用が期待される無人航空機、災害対応ロボット、自動運転ロボット、水中探査ロボットといった陸・海・空のフィールドロボットを主対象に、実際の使用環境を拠点内で再現しながら研究開発、実証試験、性能評価、操縦訓練を行うことができる、世界に類を見ない一大研究開発拠点です。」
その日、そこへ向かう途中でも地震がありました。
実は、今年に入ってエソラリアに依頼があった案件には広義の「防災」がからんでいるものが複数あります。SDGsの浸透も関係しているのでしょうか。大きな何かに「考えろ」と言われているような気がしました。

さて、3月〜4月は協力会社に変化がたくさんありました。弊社はプロジェクトに合わせて適切な座組みを考えるところから仕事をスタートさせることが多く、100近い協力会社さんや個人事業主さんとおつきあいがあります。その変化とは‥オフィス移転や人事異動や独立、新規事業や解散などです。理由としてコロナの影響や世代交代や事業スタイルの変革などがあり、例年よりも変化が激しいと感じます。それを受けて思ったのは、協力会社さんの場合、基本的には人との繋がりや信用でお仕事をさせていただいているので、どこに所属されていても(所属されていなくても)あまり関係ないなということでした。そして、遠隔地に移住されても、海外であっても、対応していただけるのはいい時代だなということです。そして、考えてみれば私たちも新規事業をはじめるんでした。笑

おっと、まだまだ書きたいことがたくさんあるのですが、本当に長くなってしまいそうなので次回にまわしますね。書きたかったことは「商標取れました!」のほか「N F Tって」「父の本」「弊社役員の映像作品」「関西のアーチストさん」「大学の講義資料」などですが、またあらためて〜♪
それでは、どうぞお元気で。ゴールデンウィーク明けにはオンライン会議でお会いできると思いつつ。コロナが落ち着いたら、リアルにおトミちゃんにも会いに行きたいです。

いとうとしこ拝