DID(解離性同一性障害)になりたければなればいいじゃない。



解離性同一性障害になんの憧れを持ってか、

「なりたい人」が一定数いるようなので、

そんなになりたいなら努力しろよ。と思った解離性障害(DD)の戯言。


▽はじめに

解離性障害とは、昔は『ヒステリー』というものに部類されており、

自分が自分であるという感覚が失われている状態が

主となる個々の精神障害のためのカテゴリ(分類)である。

『精神障害の診断と統計マニュアル』第5版 

(DSM-5、アメリカ精神医学会、2013年)では、

解離症群と解離性障害が併記される。

解離性同一性障害、解離性健忘、

離人症性障害(離人感・現実感消失障害)などに分類され、

要因としては心的外傷体験、幼少期の主たる養育者との愛着の問題、

当人の解離の素質などがある。

解離性障害は解離症状を主とする病気で、

患者は社会的・職業的に支障を来し、対人関係にも困難を抱える。

(Wikipediaより)

そもそも『解離』自体は、健常者(解離ではない人)にも起こりうり、

ボーッとしたり、火事場の馬鹿力なんてのも解離だと言われている。

生きる上で『解離』は必要不可欠であり、

解離が起こること自体は障害でもなんでもない。

解離がコントロール出来なくなり、

連続しているはずの記憶や感覚、人格などに空白の部分があらわれてしまう疾患なのだ。


つまり、『コントロールを効かなくすれば』解離性障害にはなれる。

という持論である。

かく言う僕もその『解離性障害』で精神福祉手帳2級の人間なのだ。


何かを得る為に代償は付き物。

必要なくなったから、やっぱり要らない、と人格が割れた後になったとしても、

消すことが出来るかは筆者(僕)も未知数なので

試す時は自己責任で試して欲しいと思う。


▽解離性障害

解離性障害には大きくわけて2つの症状がある。

1つは解離性離隔(りかく)。

詳しく言うと離人症・体外離脱体験が挙げられる。

離人症ひとつ取ってもいくつか分類できる。

・外界意識離人症
∟外界の生き生きとした実在感が消失

・内界意識離人症
∟自己の体験や行動の能動感消失

・身体意識離人症
∟身体の自己所属感の消失

である。


【離人症】

自分が自分の心や体から離れていったり、

また自分が自身の観察者になるような状態を感じること。

その被験者は自分が変化し、世界があいまいになり、

現実感を喪失し、その意味合いを失ったと感じる症状

【体外離脱体験】

自分の肉体から抜け出た世界を体験することである。

体外離脱は自己像幻視(英: Autoscopy)の一形態だが、

この用語は一般的にはドッペルゲンガーなどの二人目の自分を見るという病的状態を指す

(Wikipedia)

2つめは区画化。

詳しく言うと解離性健忘・人格交代・遁走が挙げられる

人格交代症状は解離性同一症とも呼ばれ、

主にこの症状が出る病態を『解離性同一性障害(DID)』と呼ぶ。

【解離性健忘】

過去の記憶を一部または、全部思い出すことができない病態。

解離性健忘の症状の度合いは様々ですが、

重度の場合、自身の名前や家族構成や今まで体験してきた経験を

思い出せずに、日常生活が困難な状態。


【遁走】

一時期の記憶や全ての生活の記憶を失っている状態が主な症状。

家庭や職場など普段の生活の場から

突然、周囲の人が予期できない形で放浪してしまうというもの。

タイプは大きく3つにわかれていて、

1つは放浪が終わると元の自分に戻りますが、放浪中の記憶はない、

2つ目は放浪中は別名を名乗り、別人を装う、

3つ目は放浪前の自分の生活上の記憶を一部失ってしまうというもの。

期間は数時間から数ヶ月もしくはそれ以上と様々。




解離性障害より解離性同一性障害の方が

メディア露出が多くメジャーなイメージだが、

ここまで『交代人格』を育てるのは難しい

(めちゃくちゃ時間がかかる)(当社比)ので、

当記事では『他の特定不明の解離症』を目指して(?)もらう。

『他の特定不明の解離症』には、内在性解離も該当し、

内在性解離とは、いくつもの人格が主人格(基本人格)にくっついてる状態を指す。

くっついてるので、記憶が途切れることは無い。

派生ポイントとしては、耐え難いほどのストレスを感じたときに、

潜在意識の中に「別人格」を作って

つらい感情を引き受けさせることでストレスを回避または暖和する

一度人格が解離すると、

その後も、ストレスや怒り、悲しみ、寂しさ、不安、恐怖などの

つらい感情を感じるたびに次々と別人格の自分を作って、

その感情を別人格に背負わせるクセがつく。

これの悪用が当記事である(n回目)


〜ちなみに〜

【特定される解離症】

1.混合性離人症の慢性および反復性症候群

2.長期及び集中的な威圧的説得による同一性の混乱

3.ストレスの強い出来事に対する急性解離反応

4.解離トランス


▽作り方

交代人格とは言えど、要はIF(イマジナリーフレンド)・タルパから

具現化・顕在化させるだけなので、わかりやすい記事があったら

そっちを参考にしてもいいと思う。

【IF】
イマジナリーフレンド/主に幼少期の友人(話相手/対物可)
『記憶は途切れない』

【タルパ】…オート化
意識を持ち、自律的な意志を有するイマジナリーフレンドの一形態。
視覚化:現実と重ね合わせてタルパの姿を見ること。
『交代しない/外界に出ない』


とりあえず感情を肩代わりさせる人格の姿をイメージする。

容姿じゃなくてもいい。

声、性格、特徴、話し方など。

想像するだけタダ。

獣人でも、人外でもいい。

想像するだけタダだから。

交代人格を作りたい人の気持ち(必要性)が何かは分からないので、

欲してる要素を詰め込めばいいと思う。


僕の場合は話し相手、あわよくば生活を回して欲しかった。

長子だから、兄が欲しかった。

親やオトナの言う事を不満なく聞く、僕の補助をしてくれる人。

希望通りのニンゲンをIFとして、作って頭の中でよく話をしていた。

やりたくない事を『彼』が代わりにやってくれて、

評価を全て『彼』の手柄とした。

 君は凄いね。とても頼れる。

そうずっと思ってたと思う。

怒らない『彼』はちなみに8歳の時から頭の中、心の中に存在した。

話がズレた。

時を戻そう✩.*˚


IF・タルパが出来てきたら、やりたくない事、気が進まないこと、

自分の感情だと思いたくないこと全てを押し付けて、

「わァ、手が勝手に動く〜笑」などと思ってみるといい。

ちなみに↑は自分に『離人症状』が出てる、という暗示になる。

暗示にかかりやすい人は楽にできるかと思う。

(解離性障害罹患者の被暗示性・催眠感受性の悪用)

自分の中で『一人の人間』として扱うと具現化しやすい。

記憶を、感情を、行動を、全て自分以外の感情だと思い込む。

長らく続けると、誰の時の行動か曖昧になる(内在意識離人症)

ここまで来ると察してる人もいるだろうが、

『特定不明の解離(内在性解離)』に該当する

意図せず『誰か』がしてくれるから。

そのうちコントロールが効かなくなって、記憶も途切れるようになる

先述したが、僕は人格の消し方は知らない。

なりたければ、なればいい。

精神『障害者』に。


yae.

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