Podcastを2つに減らし/スタエフとの使い分け
スタンドFMも含めれば4つの番組を作っていた。
これは多すぎた。それぞれの番組の違いも明確ではなかった。
今回、読書系ポッドキャストとしてラジオトークから作成していた番組を終了することにした。ほとんど配信することができなくなっていたし、メインのポッドキャストとの違いが自分でもわからなくなってきた。
そこで、色々考えた結果、ポッドキャストは2つに減らした。いっそ一つにしてしまったほうがいいのではないかとも思ったけど、おさるのジョージについては、ある種自分のライフワーク的に考えているので、別個のものとして世界観を残したかった。
ポッドキャストを制作するにあたっては、anchorというアプリを使っている。ジングルは、AppleのGarageBandでなんとなく作っている。
ポッドキャストはコンテンツ
そもそもポッドキャストとスタンドFMなどの独立系音声配信サービスの違いってなんだろうと考えた。
これは検索すればすぐに答えらしきものが出てくる疑問だが、自分の言葉で考えてみた。
端的に言えばコミュニケーションの方法の違いかな。
私にとってどちらがいいのかは悩みどころである。
音声アウトプットに至った経緯
ポッドキャストとスタエフの両方とも、私が続ける理由は、自分の考えを整理する訓練にしたいということだ。
普段の生活では、自分の考えを誰かに伝えるという場面があまりない。でも、色々と思うところはある。特に、家族に対してもっと話をしたいような気がしている。
趣味のサークルなどにも参加していないので、仕事と家庭の反復横跳びをしているだけ。それが悪いことではないけど、何か物足りない。
そんなことを漠然と考えていた。
まず着手したのは、読書好きな自分の蔵書を職場の友人にシェアすることだった。カシカンというサービスを利用して自分図書館を開設して友人に貸出をすることだった。
現在ではほとんど貸出することがなくなり、自然消滅してしまった。これは私の方にも原因がある。それが音声配信との出会いである。
中田敦彦のYouTube大学を見ていたら、Voicyでも配信しているとのことで、初めてVoicyを知った。
アプリをダウンロードして中田敦彦さんの番組のプレミアムリスナーになった。その後、YouTubeプレミアムに課金することになったので、Voicyでは聞かなくなったが。
Voicyには他にもたくさんのチャンネルがあった。私が知らない人間がたくさんいた。そこではコメントのやりとりがあり、パーソナリティによってはコメント返しなるものを行なっていた。
リスナーからのお便りをもとに番組を構成するラジオに近いものを感じた。中学生、高校生のころ、ラジオをMDに録音して聴いていたのを思い出した。一度もお便りを投稿したことがなかったが、スマホからアプリの中で簡単にコメントを送ることができて、パーソナリティがそれを読むことができることに、なぜかすごく驚いた。
コメントを初めて書いてみた。自分の名前とともにコメントが読み上げられた。コメントに対するコメントも話された。心拍数が上がった。
コメントを書いたり、Voicyパーソナリティの話を聞いたりしているうちに、自分でも音声配信できないのかなと思い始めた。
Voicyは審査制なので厳しいというのはすぐにわかった。ネットで音声配信について調べたところ、スタエフが候補として上がった。また、ポッドキャストというものもあることがわかった。
ポッドキャストの配信方法は、今ではanchorというアプリを使えば特別な機材やサーバーを用意する必要がない。
どっちで配信しようかと少し考えたが、結局両方で同じ内容を配信し始めた。
音声配信をするようになって、読書の頻度が減った。その結果、友人に本をおすすめする頻度も減ってしまい、自分図書館が自然消滅した。
音声アウトプットで得たものと失ったもの
私のスタイルが歪なのだと思う。
音声配信を始めたら、だんだんやり方に凝り始めた。カバーアートやジングル、番組タイトルやTwitterハッシュタグなど、色々な外的要素に工夫をしたくなってきた。
可処分時間が音声配信の仕組みづくりに取られていった。楽しかった。
そして、読書量が減った。
読書量が減ったのは、音声インプットが増えたことも影響していると思う。
音声アウトプットでは、自分の生(なま)の思考が保存されていると感じる。感情も含めて。これは大きな財産だと思う。
その代わり、読書習慣が減った。私の性格が極端だからこうなったのである。そこで、読書した内容をポッドキャストやnoteで音声アウトプットすることも試してみたが、今のところうまく機能していない。
ポッドキャストとスタエフの使い分け
読書系ポッドキャストはメインのポッドキャストに統合することにした。ただし、どのようなスタイルでいくかは未定。水曜日を読書の日にするかと漠然と考えている。
そもそも、平日毎朝の配信自体に無理が生じてきているかもしれない。
あまり更新しなくなっていたスタエフとの使い分けについて、考えてみた。
話す内容ではなく、話す作法を変えることにした。
ポッドキャストでは先に話すテーマとアウトラインをメモしてから収録する。
スタエフでは徒然に話しながら、自分が言いたいことをまとめる。
飽くまで暫定ではあるが、試しにやってみよう。