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RCIの使い方【仮想通貨トレード手法④】
どうも、PENです。
仮想通貨トレードの基礎知識note、第4回はRCIについて紹介します。
第3回はこちら。
僕自身、チャート分析やトレードする際に1~2番争うレベルで重要視しているインジケータの1つなので、RCIについて知らない方はぜひこの機会に参考にしていただければと思います。
RCIとは
RCIをTrading Viewで表示させたものが下記画像の下部分になります。
赤・青・黒のものですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1666102432482-m5NDIJGdFU.jpg?width=800)
ではこのRCIは何を表しているのか。
SMBC日興証券さんの解説がシンプルなので、引用します。
RCIとは、テクニカルチャートのひとつで、「Rank Correlation Index」の頭文字をとった略語です。
日本語に訳すと「順位相関指数」になります。直近の株価がどれだけ上昇してきたか、または下落してきたかということから、買われすぎ、また売られすぎを判断するための指標です。
RCIは、ある期間における日付と価格に順位をつけ、その相関関係を-100%から+100%の範囲で指数化したものです。
例えば、計算期間を9日間とした場合、9日間株価が上昇し続ければ+100%となり、9日間株価が下落し続けると-100%となります。
一般的に+80%以上で買われすぎ、-80%で売られすぎと判断されます。
上記の通り、RCIとは「一定期間の価格を元に現在の価格が買われすぎ・売られすぎなのかを表現した指標」になります。
ちなみに最初に示した図の赤・青・黒のラインはそれぞれ計測期間が異なり、
赤:8
青:24
黒:47
になります。
この計測期間の設定は任意で行なえますが、僕はミュジニーさんという方の設定を参考にしており(若干違っていたりしますが)、この期間でのRCIの
動きを参考にしてトレードすることが多いです。設定方法は後述します。
トレードする際のRCIの活用方法
基本的なルールはシンプルです。
①売られすぎ水準に来たらロング
②買われすぎ水準に来たらショート
それぞれ実際のチャート・トレードの様子を解説します。
①売られすぎ水準に来たらロング
売られすぎ水準というのはRCIの水準の-80%の位置です。
例えば下記の図のRCIの短期線(赤)は下点線の位置で売られ過ぎの状態から上方向に向かっていっているのがわかると思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1666362189630-D8sLNaZpWa.jpg?width=800)
このように売られ過ぎの状態が徐々に解消していく過程で価格が上昇しやすい傾向にあります。そのため短期線が下から上向きになったタイミングでロングで入ることで、価格上昇の可能性が見込め、利益獲得を狙うことができます。
ちょうど上記のチャートの状態でロングに入っています。
あんまり自信は無いけどビットコイン、ロング入ってみます。
— PEN | 仮想通貨トレード (@CryptoPEN7) October 16, 2022
低lot、ロスカット浅め。RCI日足と4時間足短期線の上昇に期待。 pic.twitter.com/xsM1L9Y3K1
その後のチャートが下記です。
RCIの短期線(赤)は売られすぎだった下点線のところから、上昇し逆に買われすぎの水準(上点線)付近まで来ました。この過程で実際の価格の上昇もしているのがわかります。
![](https://assets.st-note.com/img/1666362423186-LAr1cBSSP7.jpg?width=800)
上端に来たタイミングでロングを利確することで、利益を確保することができるというわけです。
ビットコイン、4時間雲の上端付近まで来ました。RCI短期線も上端来ているのでここらで8割ほど利確。残りは日足雲の下端あたりまで引っ張れないか検討してみます。#BTC #Bitcoin pic.twitter.com/xIOQenVFj7
— PEN | 仮想通貨トレード (@CryptoPEN7) October 17, 2022
②買われすぎ水準に来たらショート
ショートは逆をやればよく、買われ過ぎの状態(RCIが上点線付近)にある時にショートポジションをとります。
下記の画像はイーサですが、RCI短期線(赤)が上端から下方向に向かっているのがわかるかと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1666362655846-60fxb7AVDs.jpg?width=800)
実際にそのタイミングでショートしたときのツイートがこちらです。
イーサ、ショートしてみました。RCIの4時間足短期線が折れてきてるのと、MACDのヒストグラムも減少。RSIも上部付近。下のサポートが少なく、4時間足の雲は下に広がっている状況なので短期で取りたいところ。問題は恒例の14EMAを下抜けできるかどうか🤔#ETH #イーサリアム pic.twitter.com/2VmvtJos14
— PEN | 仮想通貨トレード (@CryptoPEN7) October 18, 2022
その後も実際に価格は下落し、ショートで利益を取ることができました。
イーサのショートは1288で美味しく頂けました🙌
— PEN | 仮想通貨トレード (@CryptoPEN7) October 18, 2022
4時間のRCI短期線はまだ下落余地がありそうなのと、4時間と日足の14EMAがまだ上にあり抵抗になりそうなので様子見します。 https://t.co/hzIjqkqDTB pic.twitter.com/Qn0G7wxxyG
短期線(赤)・中期線(青)・長期線(黒)の考え方
基本的に3本が同じ方向に向いているほど、よりその方向性の力は強くなるかと考えています。
下記の図はイーサが下落していく際のRCIですが、短期中期長期の全てが下方向に向いていることがわかるかと思います。
短期線(赤)に関しては売られすぎ(下端)から途中まで上昇を見せていたものの、中期(青)・長期(黒)の下落トレンドのちからが大きく、途中で折り返し下方向に向かっていることがわかります。
![](https://assets.st-note.com/img/1666363850467-bZiD82LKgB.jpg?width=800)
本note前半では、短期線(赤)に注目して下端から上端、上端から下端に推移するというようなわかりやすい例を見てきましたが、実際のトレードでは上記のように途中で折り返したりするケースもあるので注意が必要です。
この動きに関しては、正直精度高く予測することは難しい部分もあります。
そのため僕の場合、トレードではシンプルなルールにしています。
・短期線と中期線の方向が概ね一緒
・可能な限り上端or下端付近から折り返すタイミング
の場合はその方向への価格が向かう力が強いと考えてポジションを取るというような形です。
ちなみに短期線と中期線に注目している理由は、僕自身のトレードスタイルがポジションを取って利確するまでの期間が、1日〜数日以内と比較的短いためです。
時間足ごとに確認する
また合わせて、ローソク足の時間軸も変えて総合的に判断することも大切です。
僕の場合は、下記の3つの時間軸でRCIを確認することが多いです。
・まず週足で一週間単位の方向性を確認(特に短期線重視)
・日足で直近数日の方向性を予測(短期線・中期線重視)
・4時間足で、半日〜1日での値動き予想(短期線・中期線重視)
週足の場合は、もともとローソク足一本の期間が長いので、注目しているのは短期線くらいです。
RCIの表示方法
最後にRCIの設定方法について紹介します。
画面下の「+」 を押すと下記の画面になるので、「インジケーター」をクリックします。
![](https://assets.st-note.com/img/1666413992347-ZwOaDdTuwk.jpg?width=800)
検索画面が出てくるので、RCIと入力してRCIを選択します。星マークをタップするとお気に入りに追加することができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1666413259458-EvDeibHMD5.jpg?width=800)
設定画面が開くので、3本それぞれの計測期間を設定できます。
Short:赤:8
Middle:青:24
Long:黒:47
![](https://assets.st-note.com/img/1666102390900-znx5M8zaGe.jpg?width=800)
この設定でRCIの各ラインの計測期間が変更できるので、自分のトレードスタイルと合わせて変更してみるとよいでしょう。
RCIは難しい部分もありますが、使いやすい指標の1つだと思うので、ぜひ活用してみてください。
本日は以上です。
Twitterでも日々トレードの様子を発信してるのでぜひチェックしてみてください。
それでは。
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