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NFT知見共有第1話「貴社のNFT発行目的は何ですか?」

【前置き】

日本のNFT界隈の健全な発展に向けて、私(仮想筋肉)がNFTに関する活動の中で得た知見は全て共有をしていきたいと思っております。
(この知見を得れたこと自体、本当に感謝ですし、NFT界隈への恩返しをしたいと思っています)

記事を書こうと思ったのは、企業がNFTに参入する際に、全体像や具体的な内容のイメージが湧かず、怪しい(失礼💦)方に騙されてしまう事例をいくつか目の当たりにしたためです。。。

このような悲しい事例は日本のNFT界隈の発展にはマイナスだと思いまして、基本的に私が知っている知見を共有させていただいて、
●企業がNFT事業参入前に重要なところを検討できるようにする
●目の前の相手が信用できる相手なのかどうかを判断できるための基礎情報を獲得する
ことを目的として、情報共有のNote記事を書くことにいたしました。

数話に分けて記載いたしますので、もし「こんな内容も書いてほしい」ということがありましたら、気軽に私のTwitterまでDMをくださいませ。

【各話紹介】

第1話 貴社のNFT発行の目的は何ですか?

第2話(NFT参入にあたって考えるべき)NFTプロジェクトの全体像ってどういうもの?

第3話 企業がNFT参入するメリットって何なの?

【第1話 貴社のNFT発行の目的は何ですか?】



「貴社のNFT発行の目的は何か?」と問われるとどんなことが浮かぶでしょうか?
ここの解像度を上げて、目的をはっきりさせることはスタート地点として重要なことだと考えます。


というのも、目的が何かによって、NFTの設計、マーケティング、コミュニティマネジメントといった全てが変わりうる可能性があるためです。

この目的を考慮せず、「NFTはこうすれば売れる!」と声高に語る(騙る)方は大体、自分が儲けたいだけのポジショントークか、知見不足なので気を付けてください。 NFT界隈、暗号資産界隈は、良くも悪くも黎明期なので怪しい方もたくさんいます。

さて、目的に戻りますが、現時点で明確でなくても大丈夫です。 自社の強みや(NFT以外の元々の)事業戦略をもとに考えていけば良いだけです。 「今はNFTプロジェクトはこうすべき!」とかは大体が美しい嘘なので気にしなくていいです。

では、例えばどんな目的があるのでしょうか? 以下はあくまで例なので鵜呑みにせず自ら考えること推奨です。
●直接的な収益獲得(一次販売収益?二次フィー?間接的収益は?)
●Web3文脈での自発的なファンの創造
●ブロックチェーンでのグローバル広報
●自社IP強化
●NFTの実証実験 等々

これらの目的によって、とるべき戦略が変わってきます。 例えば、よくマーケッターが自らの利益誘導のために「NFTはこうやって盛り上げろ!」とか言いますが、目的によっては煽りや盛り上げ自体が悪手になる可能性すらあります。
例えば煽りによってフロアプライス(NFTの二次流通マーケットにおける取引値段の一番低い価格。NFT価値の目安にされるもの)が急激に上がったとしても、その後値段が下がったら、高値掴みした方は貴社のIPに対して悪印象を持つかもしれません。

上記は自社IPの強化を目的とした場合に、既存IP事業の収益にダメージを与えかねないものです。
であれば、煽りではなく共感を軸にしたじわじわマーケティングプランの方がよいのでは?
NFT投資家よりも自社IPの既存ファンに配った方がよいのでは?
というプランにつながる、というわけです。

ということで、まとめです。 企業がNFT事業に参入するにあたり、まずはNFT発行の目的をなるべく解像度高く、かつ自社の既存ビジネス戦略に沿った形で描くことをお勧めします。

色んな方がポジショントークで自己の利益誘導をするので、誰かのアドバイスをもらう時や、コンサルティングを依頼する時はお気をつけください。 知名度ある方が良い方・善良な方とも限らないのが怖いこの世界です。

勿論私もポジションをとっています。 私が好きなNFT界隈が健全に発展してほしいというポジションです。
スキャム(詐欺)やソフトラグ(プロジェクトが段々フェイドアウトしてお金を持ち逃げすること)のプロジェクトが無くなればいい、怪しい人に騙される企業がなくなればいいと思っています。

以上、
第1話、「貴社のNFT発行の目的は何か?」 について編 でした。

知りたい内容があればそれを書くので(全てノウハウ公開するので)、気軽にTwitterなどでDMをくださいませ。

【著者紹介】

仮想筋肉
SoudanNFTコミュニティ代表。NFTを好きなため、日本のNFT発展のために微力ながら日々活動をしております。

SoudanNFTコミュニティ

日本最大級の規模を誇るNFTコミュニティ。2021年10月の設立以降も、自ら大規模NFTの発行・運営・IP管理を行い、その知見とリソースを活かした企業のNFT進出支援(全体設計・コミュニティマネジメント・マーケティング等々)や他NFTプロジェクトへのアドバイザリーを多数手がけていることが特徴です。
取引先企業から背中を押していただき、2022年8月には『株式会社SoudanNFT』を設立しました。
NFTクリエイターがお互いに悩みを相談(Soudan)し助け合い世界に挑戦していく場を創るというビジョンから設立されたコミュニティであり、「NFTの発展のため、いつでも誰からでもどんな相談でも受ける」を合言葉に運営されています。

企業のNFT進出支援や他NFTプロジェクトへのアドバイザリーを行うことで、NFT界隈が健全に一層大きく発展することに貢献したいという思いから日々活動をしているため、NFTに関する各種お問い合わせ、アドバイザリーのご依頼、当方IPを活用しての協業のリクエスト等々に喜んで対応いたします。

(参考)SoudanNFTプレスリリース一覧
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/106563







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