Embrace the Power of Collective Decision-Making: Introducing the Lisk DAO を日本語訳してみる。

正しい決定をする力を持つ、Lisk DAO(ダオ)の導入について
※元ネタは下記です
https://lisk.com/blog/posts/introducing-the-lisk-dao

レイヤー2というLiskの新しい時代に突入し、以前よりもさらなる非中央集権化に向けて運営の枠組みは大きく変化しようとしている。
Lisk DAOは、LSKトークンのホルダーにLiskの方向性について正しく決定することを目指すもので、皆でコミュニティーの最大の利益に向かうことを目的とするものです。

まず、LSKトークンホルダーはオンチェーン上で、基金の割り当てであったり、Liskの方向性を形作るような提案に投票できるようになる。


例えば、Lisk上に構築されたプロジェクトやアプリケーションはLisk DAOに対して資金調達を募る提案をすることが可能になる。そして、Liskコミュニティーはそれが資金を提供するに値するものかどうかの投票を行う。
さらには、資金調達の提案以外にも、ユーザーは一般的な提案を作ることもできる。Liskプロジェクトの方向性やスマートコントラクトに対するある部分の変更についての提案みたいな。


知っての通り、非中央集権化はLiskの中心的な思想であり、ブロックチェーンの根本原則の一つであって、ワクワクして革新的だ。技術的がこの思想を支える一方で、運営のような側面においては非中央集権化がかなり困難だったりする。例えば、誰がプルリクエストをマージしますか(プログラムの修正提案があったとして誰がそれを承認して正規版のプログラムに移植しますか?ということ)?シーケンサーは誰が管理しますか?資金の割り当ては誰が決めますか?実際問題、これらすべての問題に対して十分満足のいく非中央集権化をすることは簡単では無い。


このチャレンジを進めるために、我々は過去様々な取り組みをしてきた。LIPsやLiskリサーチフォーラムの立ち上げだ。これらの取り組みはコミュニティーにプロトコルについての最新情報を事前周知したり、プロトコル変更の詳細やその動機について理解を促したり、プロトコル変更が実装されるまでに提案やフィードバックをもらうことに繋がった。
今、非中央集権的な運営に向かうことによって、Liskは大きな変化を経験しようとしている。


我々はLisk DAOの導入に自信を持っている。
・基本方針の決定にコニュニティーを巻き込める
・資金を最も必要としているところへのコニュニティー主導の資金割り当てが行われる
Lisk DAOは6月の初めにスタートする。必要最小限のルールで、将来改定が必要かもしれないが。Lisk DAOが設立されたら、運営プロセスやLiskの大枠方針についての提案ができるようになる。これは、共に学び共に成長し、非中央集権的運営システムの開発につながり、ひいてはLiskプロジェクト、コミュニティーの幸福、そしてその先へと続いていく。


どのように実装されるのか。
議論について
Lisk DAOへの参加のために、以下のツールやサービスがもうすぐ使えるようになる。
・Liskガバナンスフォーラム:Liskの運営について議論する場。提案の草案がつくられたり、それをオンチェーンに提出する前に議論する場。非公式な話から世論調査にむけた開発的な提案までの幅広い範囲が含まれる。さらに、代表者と相互にやり取りをする特別な場もある。
・Lisk DAOチャット:運営の一般的な議論をする場。他のLisker(Liskホルダー)と繋がり、DAOを通じて開発についての最新情報を取り入れる。


オンチェーンの投票について
・Liskポータル:Liskポータルを通してLSKトークンをステークすることができ、それによって投票権を受け取る。
・Tally:Lisk DAOに向けた提案を作ったり投票したりするプラットフォーム。ここではユーザーが提案に対して票を投じたり、投票権を委任したりできる。Lisk DAOがローンチされれば使えるようになります。
・Contracts:OpenZeppelinのGovernor contractsがもとになっていて、Tallyと合わせてオンチェーン投票を可能にするインターフェース。
TallyとGovernorは実践でテストされつくしたほど有名なもので、他の大きなDAOにも使われている。ArbitrumやAave、UniswapやENSといった。


投票権
すべてのLSKを持っているアカウントは特定量のLSKトークンをステークすることで投票権やステーキング報酬を得ることができる
①Stake Tokens:Liskポータルで決められた期間(2週間から2年)トークンをロックする
②Recieve Voting Power and Staking Rewards:投票権を手に入れたり、ロックしたトークンの量に応じたステーキング報酬を得る
③Delegate Voting Power:Tallyを使って、投票権を自分自身で使うこともできるし、他のデリゲートに委任することもできる。
④Redeem Tokens:ロック期間が終わるとステークしていたトークンは償還される。
当初、1トークンに対する投票権はロック期間に渡って一定。しかし、ロック期間の残り分に比例したブーストをできる場合もある(200%まで:2倍まで)。


投票権の計算
トークンをロックすることでロックしたトークンの量に応じた投票権が与えられる。1LSKにつき1ユニットの投票権、つまり1vp(voting power?)LSK。
投票権のブースト
ロック期間のカウントダウンを止めるオプションが用意されている。つまり、ユーザーがカウントダウンの再開を決めるまではロック期間が終わらないことを意味する。このオプションを使った場合の投票権は、1+ロック期間残日数/365となる。ただし、上限は200%(2倍)まで。ロック期間を止めるその他のメリットは、通常なら日に日に低下するステーク報酬が低下しないことである。


提案のタイプ
Lisk DAOでは2タイプある。
1つ目:Funding Proposals(ファンディングプロポーザルズ)
・目的:あるアドレスに特定量の資金を受け取ること
・意図:Liskエコシステムに価値をもたらすような理想を持ったプロジェクトや個人で、その目標を達成するためには資金が必要である、という場合にそこに資金を投下することが目的
・拘束力:ファンディングプロポーザルには拘束力があり、もし承認されたら、受取人は提案した量を受け取ります。
・軍資金:資金はDAO treasuryから支出されます。


2つ目:ジェネラルプロポーザルズ
・目的:プロトコルのパラメータやプロジェクトの大方針を買えるような提案をすること
・範囲:運営や将来のLiskエコシステムの開発に渡る広い範囲


拘束力の有無について
・拘束力のある提案:・ファンディングプロポーザルズ:これらの提案は拘束力があり、つまり一度承認されると、オンチェーン基金に含まれる誰も資金の転送を防ぐことはできない。
・拘束力のない提案:・ジェネラルプロポーザルズ:これらは、拘束力がある場合も無い場合もある。無い場合は、オンチェーン基金が提案が安全か、一貫しているかをLiskの常識に照らし合わせて評価し、法に則った方法で実装する。もし基準に合致すれば、商業的に合理的なやり方で実装する場合もある。


基金
Lisk DAOの基金はコミュニティーが決定できる基金の全てを握っている。そして、オンチェーン基金に管理されているわけではない。その代わり、基金からの資金は正しく通過したファンディングプロポーザルのみに転送される。


初期の基金
4千5百万LSKトークンが新しくミントされ、Lisk DAOに追加されます。以下の計画に則って、
2024, 2025, 2026の3か年で1500万LSKずつ。2024年は625万LSKをL2以降時に、875万LSKをL2移行後から一定量ずつ。2025, 2026年も一定量ずつ。


オプションの追加的基金
もし、DAOのメンバーがこれに対応する提案を承認した場合に、追加の1億LSKが7年に渡ってDAO基金に注入されます。さらに詳しく知りたい場合は過去のブログ記事「LSK2.0: Migration to an ERC-20 Token」をお読み下さい。


どうすれば参加できるの?
#lisk -dao channelのチャットに参加して!
・Lisk DAOで起こっている最新情報を入手できる
・他のDAOメンバーと連絡を取れる
議論に参加したい場合はLisk Governance forumで!
・あなたの提案を作れる
・肉付けに自信が無くてもちょっとしたアイデアを発信してみる
投票権を手に入れるには、LiskポータルでLSKトークンをステーク!
・ステーキングダッシュボードでロック期間のカウントダウンを止めれば投票権は200%までブースト


※あらかじめご了承願います。6月のLisk DAOの公式ローンチまでオンチェーン投票は制限されます。公式ローンチから、Lisk DAO Tallyにアクセスでき、下記のことが可能になります。
・投票権の行使:投票権をあなたが決めたデリゲートに委任できる
・提案への投票:自身に投票権を委任する形で提案に投票できる
・デリゲートになる:他のユーザーから委任を受けることで彼らの代表として投票ができる
・提案をつくる:Lisk DAOに向けてあなた自身の提案をつくることができる


ここまでやってみて、全訳はあまり意味が無いと感じました。元ネタを冒頭に記したうえで、重要と思われる個所のみで良いですね。次からはそうします。

今回重要だったのは、
・L2移行後のLiskにもステーキング報酬があること
・ステーキングのロック期間を選択しなければならないこと(2週間~2年)
・残りロック期間のカウントダウンを止めるとステーク報酬が減らないこと

ここから思いつくのは、2025年末(まで)に売ることを前提とするなら、2週間ロックにしておいて残りロック期間のカウントダウンを止めておく。仮想通貨相場がバブル突入したと思ったら残りロック期間のカウントダウンをスタート、後は2週間は耐えて売りたいタイミングで売る、でしょうか。

※原文の誤読で間違った解釈をしている場合もありますので、そこはご了承ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?