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 2023年が始まってから暗号資産が少し上がり始めました。

 年が明けてから、ビットコインを始めとした暗号資産が少し上がり始めています。本来であれば別に2023年になってから何かがあったわけではないので、関係なさそうなのですが、年の切り替わりとともにトレンドも変わっているように見えます。
 よくある話で、上がったと思うとボン!と下がるってことはあるのでまだ先はどうなるか分かりませんが。
 
 なぜ上がってるのか実はよく分かりません。いろいろな情報を見ていますが、皆さん考えあぐねているようです。材料と言うほどの材料は見当たらない気がします。
 FTXショックを経て、売りたい人が売り尽くして、もう、売りたい人がいなくなった可能性もあります。今は買いたい人の方が多い。というより、買いたい人しか残ってない。このままある程度のレベルまで上がると、1月初めに買った人が利確したくなると思うので、どこかで一回、落ちることはあるかもしれません。
 ただ全体としては売る人が少なそうなので、じわじわと上昇する可能性があります。

 一般的な意見としては、今のところFOMCの動きに連動しているようです。そろそろ利上げが頭打ちで、インフレも落ち着き始めている、そろそろリスクオンしても良いのでは無いか、と打診買いを始めた、というところでしょうか。同じように米国株も2022年までの下げ基調が少し収まり始めているのが見えます。

 1月に上がりすぎのような気もするので、一度どこかで利確マインドが働いて落ちる気はしていますが、2023年を通して上がり基調なのではないかと考えています。
 
 暗号資産なので、もう少しボラティリティがある方が面白いのですが、残念ながらそういうフェーズでもなさそうな感じがするので、それほど大きくは動かないでしょう。一日に10%とか乱高下するほど市場が小さかったころがちょっと懐かしいです。「おはぎゃー」は嫌ですが「おはいぇーい」も含めてドキドキしてました。

 前にも書きましたが、2023年はweb3というキーワードでいろいろなサービスが出始めると考えています。なので暗号資産もそろそろ底打ちで上がり始めるのではないかと思っています。どこまで成功するかは未知数ですが、

 具体的なweb3ユースケースが出てきたときに、実態が見え始め、使えるとか使えないとかそういう話が出ると思います。全体としてはサービスが具体化するので、こう言う物か、ということが普通の人たちにも伝わる時期に来ているのでは無いでしょうか。
 web3と言っていますが、実態は暗号資産プロトコルベースのサービスですので何らかの形でトークンなりコインなりが行き交うわけです。もしかしたらサービスを使う人はあまり意識しなくなるかもしれません。そこまできれいな形でサービスおよびアプリケーションが出来るところまでは行かないかもしれませんが、ある程度意識せずに使える、というところまでありそうな気配がします。例えばNFTを証明書とうたって、チケットなりイラストなり、動画なりの購入証明書として見せるなどのやり方です。
 上に乗っているサービスが便利で安心して使えて流行れば、バックグラウンドで使われいてる暗号資産の流通量も増えます。結果、その暗号資産の価値が上がる→バブルになる、というサイクルが見えてくるかもしれません。
 2022年もそういう物はありました。たとえばSTEPNとか。しかし、あくまで狭い世界での流行で、招待制だったこともあり、本当の意味で流行ったかというと特定の範囲にとどまった気がします。2023年はそうではなく、あまり暗号資産に興味の無い人も使うようなものが何らかしら出てきそうな気がします。

 今、暗号資産がじんわり上昇している理由は分かりませんが、2023年は2022年と違って、ある程度復活すると考えています。まあ、あまり目立つと規制がかかって頭からドンっと押さえつけられることも十分考えられるのですが、2022年下がりまくった割に、あまりビットコインは終わったとかビットコインは死んだとか言われなかったので、全体としての認識が少し変化してきたのではないかと思っています。

 世の中の雰囲気を探る一つの指標として私が参考にしているものを紹介しておきます。日経新聞は基本的に暗号資産に批判的に見える記事が多く、今日も相変わらずどちらかというと論調が否定的な記事がでていましたが、こう言う批判的な記事が出ているあいだは暗号資産もまだ一般的なアセットとは見られていないということで、相応のボラティリティを保つと思っています。批判的な論調が収まってくるとそろそろ暗号資産も通常のアセットと見なされてきて、ボラティリティが他の資産と同じような物になってくるでしょう。そうなるまではまだ時間がありそうです。下がる危険性もありますが、どかっと上がるチャンスもあると言うことです。


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