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web3でできそうなことその2。SNS。

 前回、web3で出来そうなこととしてショッピングサイトを例に考えてみました。

 実はこれ、考えやすそうだったからそうしたんです。web3で自分を特定するのはwalletなのでショッピングならイメージがつきやすいなと思って書いてみました。では、他はどうでしょう。googleとかも考えても良いのですが、かなり難しそうなのでいったん脇に置いておきます。で、逃げられないというか避けて通れなさそうな物として、やはりSNSは外せないだろうと思い、今回はSNSについて考えてみました。

 とはいえ、SNSについてはいろいろと考えなくてはいけない部分があって、どう解決するかは技術的知識と経験が必要そうなので、なにがありそうなのかという話を中心にしていきたいと思います。
 まず、アカウント登録は不要が前提です。もちろん、walletを接続することにより自分は特定されます。もちろんフォローもそれに基づいて行われます。なので、自分のアドレスに紐付いてフォローしている人たちのコメントを見ることが出来ます。おそらく、自分のwalletアドレスと紐付いたデータが表示されるという仕組みが実現出来れば今のSNSで、個人データを抱えなくても同じようなことが出来る気がします。
 他のひとのwalletが接続されても、アドレスと紐付かないデータは見えない、で、紐付いたデータをいじることはwalletを接続していなければ出来ないという仕組みが作れそうです。
 実現は出来そうですが、こんなボランティアみたいなこと誰がやるかという話が残ります。何かしら儲かる仕掛けを考える必要がありそうです。前に書いたショッピングサイトは物を売る話なので少なくとも手数料は取れそうですし、アマゾン型だと小売りのマージンも稼げます。しかし、SNSの場合、広告モデルが成り立たないと、課金モデルにするしか今のところなさそうです。twitterは課金モデルを目指してそうですが、うまくいく保証はないので、もう一ひねり考える必要がありそうです。
 このやり方だと、ユーザデータを管理する必要はないので、逆に言うとセキュリティ面について費用をかける必要はありません。セキュリティは覚ユーザの責任になります。ユーザから見ると、勝手に自分の情報が外へ漏れる可能性は今より低くなるというメリットがあります。

 サイト運営のビジネスモデルについてはもっと考えないといけませんが、少し別の面で考えられないかと思っていることがあるのでここに残しておきます。
 twitterやFBで度々物議を醸し出しているのが炎上だとかヘイトコメントだとかそういう負の側面です。これを何かしら防ぐ手段はないのかと考えていたことがあります。walletを接続して使うSNSだとすると、一昔前に盛り上がったのは投げ銭というやつです。今は廃れてしまいましたが、モナコインとかで投げ銭とか昔ありました。あれは気に入ったらチップのようにコインを投げるというやつです。この仕組みは簡単にできそうなので、walletを接続するのであれば罰金も出来そうだなと。
 ヘイトなコメントを投げつけた場合、その人に対して費用請求出来るような仕組みがあれば、どうなるのかと思っています。例えば、

・walletにある程度コインが入っていなければコメント出来ない。
・攻撃的なコメントやヘイトコメントを投げた場合、相手から罰金を請求される可能性がある。
・気に入った投稿には投げ銭出来る。
・walletにコインが入って無くてもコメントは出来ないが見ることは出来る。

 などなど、他にもいろいろ出来そうな気がします。本来は匿名じゃ無ければ変な方向に炎上したりしづらいというのはあるかもしれませんが、匿名だからこそ書きやすいという面もあるので、そこに少し金銭的なインセンティブやディスインセンティブを付け加えることにより、匿名なんだけど抑制が効くという仕組みは出来ない物でしょうか。
 twitterがいろいろやって出来るようになれば良いなと思いますが、イーロンマスクがどっちへ行くのか投げ出すのかさっぱり見当がつかないので、別の誰かがやらないかなと思っています。
 こういう制約?仕組みにより平和なtwitterが実現できるなら、料金によりますが月額いくらかしら払っても良いかなと思います。平和で建設的なSNSが実現出来るならお金を少し払っても良いと思う人はそれなりにいませんかね。

 広告モデルの方がユーザの懐は痛まないので、ユーザにとっては良いのかもしれませんが、それは逆に自分のデータを売ってるのと同じなので結局は何かしらの代償を払っているということになります。
 広告が表示されても良いというオプションを選択出来るようにしてその場合は月額料金は払わなくても良いという風にする手はあります。無料アプリと同じですね。一歩進んでBraveブラウザのように広告を表示するとトークンがもらえるという方式を採ることも可能です。ただ、思ったよりBraveは流行らないので何かしらもう一工夫必要なのかもしれません。

 もう少し深く考えないとビジネスモデルとして成り立たせるという面も含めて単なるアイデアに過ぎませんが、まずは頭の中にあることを吐き出してみました。今後、もう少し考えていきたいと思います。

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