黒揚羽の魔女

瞼に黒揚羽の羽を
飾る東の森の魔女は
その力を恐れられていた
うつろわざるものとして
掟を破らなければ
彼女は何もする事は無く
穏やかな日々を送れる
時に愚かな権力者が
彼女を利用しようと
色々な企みを企てては
うつろうものとして消えた
彼女と相反する事など
決して叶いはしないのに
幾ら世界が変わろうが
うつろわざるものは
永遠の闇を歩み続ける
誰も知らない孤独を抱えて


読んで頂き感謝致します サポートして頂いても書く事しか出来ませんが 宜しくお願いします