アクリルの鳥篭

アクリルの鳥篭に
囚われたカナリア
歌う事も出来ず
日々嘆くその姿を
飼い主は眺めて居た
とても楽しそうに
闇を纏うカラスが
それを見て怒り狂い
アクリルの鳥篭を
粉々に吹き飛ばして
カナリアの手を握り
遠くへと飛び去った
星も空も街さえ
彼方へ置き去りにして




読んで頂き感謝致します サポートして頂いても書く事しか出来ませんが 宜しくお願いします