気違いな藁の犬

番犬にすら為らない
藁の犬を飼う独裁者
市民のヘイトが溜まり
クーデターが起こる街に
頼みの藁の犬を放っても
僅かな火花で燃え上がり
気違いな叫びを上げ灰に為る
戒厳令が敷かれる中
国外へ逃走する独裁者
燃え盛る街を横目に
呪詛の声を呟いて消えた




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