全てを止める

彼がRZ350で
街を流せば
夜の街は
光の洪水で溢れた
轟音と灼けたオイルの
匂いに抱かれて
コールを切れば
全てを止めれた
時間も命も権力さえも
何もかも掌の上だった
幾何の時が過ぎ去り
使役する側に
為りたくないと
あいつは言い残して
俺の前から消えた
綺麗過ぎる
RZ350を残して




読んで頂き感謝致します サポートして頂いても書く事しか出来ませんが 宜しくお願いします