12月5日『文男スポーツ』五輪に関われば上級国民なのか?

昨日、ほぼ同時刻に下記2つのニュースを知り愕然とした。日本では五輪に関われば何でもありだなと…。

要するに同じ国際大会への出場でも、サッカーは自主待機期間中の活動が可能であり、競馬は不可能という話である。

私はこのような差別行為を絶対に許さない!

通称アスリートトラックがACL出場チームに適応されるから自主待機期間中の活動が可能とのことだが、各チーム五輪代表候補は数人程度なのだから明らかに制度の拡大解釈かと。五輪種目だから優遇される。五輪ってそんなに偉いのか?

対して松岡正海騎手は12月13日に国際G1競走に騎乗するのだが、日本政府及びスポーツ庁は競馬をスポーツとして認めていないのかとも思えてしまう。

これは10月の話だが、この月に日本を代表する2人のプロスポーツ選手が海外遠征をした。武豊騎手とボクシングの井上尚弥選手である。

もちろん2人共、帰国後に14日間の自主待機を行った。

武豊騎手は世界最高峰レースの凱旋門賞に騎乗するため(騎乗予定馬の出走取消で騎乗できず)、井上尚弥選手は世界タイトルマッチでも現行のアスリートトラックでは対象外だ。
しかし、JOCの強化指定選手の看板さえあれば無罪放免。

ある意味、政府及びスポーツ庁は武豊騎手と井上尚弥選手、2人の偉大なアスリートに対して敬意はなく『彼らは五輪選手ではないから駄目だ…』という見解を示したと私は解釈している。

特に武豊騎手は自主待機期間中、所属するJRAの開催4日間のレースを棒に振ることとなり、その中にはG1レースも含まれていた。

今回の松岡正海騎手は自主待機期間中に5つのG1レースを棒に振ることとなる。(騎乗以来の有無は別として。G1は中央と地方の合計)

一方でACL出場チームは帰国後すぐに試合出場が可能という待遇の差…。

アスリートトラックを続けるならば、全てのスポーツ競技を対象とすべきである。

競技を政府主導で序列化して差別する日本。そんな国に五輪開催の資格はないと声を大にして言いたい!

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