私は新川ゆあ。24歳、身長166センチ、靴は24.5センチ。趣味は食べることと、書道。バドミントンとか短距離走とかスポーツも得意だ。 とある地方の都市に勤めている。本当は大企業に就職したが、入社しまもなく研修も兼ねて子会社の営業所に出向して総務課に配属された。 もうすぐ1年になりこの田舎の雰囲気にも慣れてきたが、そろそろ都会の本社に戻りたいところだ。せめて、身なりは生まれ育った都会の雰囲気をキープしている。 総務では労務関係を担当しているが、いろいろ問題が多くストレスがたま
冬の終わり、春を感じられる少し暖かな日差し、まだ冬枯れの風景にわずかに命の芽吹きを感じる季節に、ひとり暗くとぼとぼ歩いている。26歳という周囲は結婚の便りが聞こえてくるなか、ひとり仕事に追われ、それも上手くいかずに、叱責を受ける日々。世界が終わればいいと思う。 カツッカツッカツッ… 小松菜月は悶々としながら道を歩いていた。まだ少し寒いこの季節に、菜月は黒革でピンヒールのロングブーツを履き、ベージュのトレンチコートを着込み、ひとり寂しく歩いていた。うつむきとぼとぼと仕事の用事の
私の名前は貴島明日香。23歳、身長171センチ体重54キロ、靴のサイズは24センチ。地方都市の公務員をしている。地方を盛り上げるイベントを計画する企画室に入りたくて、公務員になったが、市長の構想もあり、福祉課の高齢者の世話係みたいな仕事をしている。 他に漏れず、我が市でも高齢化が進み、明るい福祉は目前の課題であり、若く明るいメンバーを福祉の現場に入れたかったようだ。私は確かに福祉関係の大学にいて介護を学び、ミスキャンパスになるほどの容姿を持ち合わせており、自分で言うのもなんだ