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新しいクルーズライフ~にっぽん丸編~今こそお一人様旅行も大満足!

 9月23日(祝)、「にっぽん丸」が約一ヶ月ぶりに大さん橋を出港し、念願の運航再開になりました。10月8日には飛鳥IIも運航再開となります。
今回は、「にっぽん丸」にプライベート乗船した様子をまとめました。一人旅の様子になりますので、お一人様のメリットも記載しています。4月乗船の為、情報が少し古いですが、少しでも、これから乗船される方のお役に立てればと思います。
※2021年9月撮影乗船した添乗員コメントも追記しています

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乗客・乗員全員がPCR検査を受けての乗船!

クルーズが他のテーマパークと異なる点は、乗客・乗員全員がPCR検査を受けるということです。乗船前と乗船後、どちらも徹底した感染症対策をすることで安心して船旅をお楽しみいただくことになります。
まずは、乗船までに2回のPCR検査を実施があります。乗船の約7~9 日前にPCR検査キットが届き1回目を提出します。乗船当日は2回目のPCR検査と健康調査票の提出があります。当日は港近くの会場内でPCR検査を受検頂き、問題ない場合はご乗船頂けます。この際に「高リスク」や高熱だった場合は、ご乗船頂けません。横浜港の場合、問題ないことが確認されてから、広く空間を取ったシャトルバスで港まで移動します。尚これらのPCR検査費用や横浜港のシャトル等交通費はクルーズ代金に含まれています。

・9月末時点:横浜にてPCR検査が行われるホテル会場ではランチとしてお弁当やお飲み物の用意がありました。会場で渡されるPCR検査キットの番号と同じ席について黙食。また寄港地のプロモーションビデオの上映やストレッチタイムがあり、定位置に座りながらも退屈しない工夫がされています。安心、安全の為にPCR検査が出るまでの4、5時間は定位置での待機となりますが、困ることはありませんでした。

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※6階ラウンジ「海」の様子。白いカバーはソーシャルディスタンスの為ご着席をご遠慮いただく印です。どこに座れるのかよく見て探します。

毎日の検温・手洗い・うがい・消毒の徹底
QRコードで位置確認!

さて非接触検温をして、いよいよ船内へ入ります。
手洗い、消毒を促されます。まずは一度お部屋に荷物を置いて、手洗いを済ませます。お部屋にある船内新聞「Port &Starboard」をすぐに手に取り、ざっとその日のイベントを確認します。避難訓練は、以前は救命胴衣をもってイベント会場に集まりましたが、今回は船内放送での案内となり、お部屋で船内放送を見る形になりました。(※) 船内放送時間までは、自由ですので船内全体を見て回ります。
※避難訓練の待機場所や方法は日によって異なります。
※9月の2泊コースでは救命胴衣は不要でしたが、出航前の緊急時避難訓練はありました。

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↑ 船内新聞には一日のスケジュールが記載されています。アフタヌーンティーやお夜食など時間限定、人数制限もありそうなのものはチェック。

船内散策して一番驚くのは、パブリックスペースが広々し、ソーシャルディスタンスをする仕組みがしっかりされていることではないでしょうか。ところどころの椅子には着席できないようカバーがされ、三密にならないよう工夫されています。また室内には、水色の空気清浄機がありましたが、船内の空調は、送風装置に抗ウィルスフィルターと空調システム用殺菌灯が設置されているということでした。

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さて、小腹が空いたので、早速7階中央のリドテラスへ。以前であればビュッフェで腹ごしらえでしたが、今はセルフサービスのビュッフェがありません。席につくと、軽食や飲み物のオーダー確認がありました。ハンバーガーと飲み物をお願いすると、クルーが乗船カードのQRコードとテーブルのQRコードをそれぞれ読み込みます。この方法でお客様がいつ、どのお席で飲食をしたのか位置情報を収集しています。
熱々のオリジナルミニハンバーガーを頬張ります。さらにお腹にゆとりがあればゴディバのショコリキサーもあります。

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↑各テーブルにあるQRコード。自分の乗船クルーズカードにもQRコードがありますので、クルーは2つを読み込みました。

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↑ 7階リドテラス ゴディバのショコリキサーもフリー。
  ミルクチョコレート31%の濃厚なお味。


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↑ 6階 ラウンジ『海』で提供されるアフタヌーンティー。リーフから入れるお紅茶とオリジナルロールケーキ。

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さて消毒についてですが、エレベーターの前や各パブリックスペースにかわいいオリジナルキャラクター「ブービー君」の自動消毒スプレーがあります。「ブービー君」はクルーズで良く出会う海鳥「カツオドリ」を模したスプレーということです。そして常にクルーがこまめに消毒している姿を見かけました。椅子に腰かけ、コーヒーを飲むだけでも帰り際、振り返るとスタッフの方がスピーディーに消毒していました。

その他、船内の感染予防対策を簡単にまとめました。
・船内ではQRコードによるお客様の位置情報の収集
・各所に消毒液が設置
・1日に1回必ず非接触検温
・お部屋や各所に空気清浄機の設置
・各会場での入場人数制限 3密回避

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 ↑右奥の水色と白い筒型のものが空気清浄機

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↑ 6階ラウンジ「海」

にっぽん丸と言えば旬の食材を使った「美食」
お一人様も堂々と「黙食」ダイニング!

にっぽん丸と言えば、旬の食材を使ったお料理が多くのリピーターの心を掴んでいます。今回はそのお料理の素晴らしさではなく、現在のダイニングの様子をお届けいたします。
クルーズ旅行といえば、夕食のダイニングが一つの大きなイベントでしたが、こちらも安心・安全のために形式が少し変わりました。通常期であれば、テーブル席が決まっていますが、現在は入場時に人数数えて誘導される形になります。現在は、お部屋同室の方が一つのテーブルに座るのが基本となります。仮に他のお部屋の方と隣席になる場合には、アクリル板が設置されます。それぞれのテーブル、椅子も十分に距離を取っています。
今回は一人参加でしたので、特にお一人様旅行の方用に少しまとめます。お一人様旅行にとって、コース料理の夕食は一人でいることに苦手意識を持たれる方もいます。今回一人で経験しましたが、大変落ち着いて楽しむことができました。現在ではマスク会食はもとより、なにより「黙食」が歓迎されます。つまり、お一人様での乗船は、今まで以上に堂々とのびやかに過ごすことができました。
ダイニング入場時、お一人様の場合、ご相席とお一人様専用席の、どちらを希望するか確認されます。一人様専用席希望の場合、二人席をお一人様でお使いいただくことになります。
ある時は、海の窓を見るように着席し、窓の先にある山々の緑をゆっくりと楽しみました。夕焼けになると、輝く海面を眺めながらお食事を楽しみます。
また相席を希望した場合、八名様ほどの広いテーブル席をお一人様参加の四名で座りました。お互いにアクリル板があり、お話はマスク会食となります。アクリル板はよほど立派なものなのか、思わずあることを忘れるほど透明感があり、頑丈なものです。同じテーブルで食事を囲み、マスク越しに簡単にご挨拶し、少しお話するということもできました。こちらはこれで新しい出会いができ、安心でき楽しくもあります。お互いにお一人様で楽しんでいることやお話しできるお相手を見つけて船旅もさらに快適になります。
お一人様クルーズというのは、はじめは勇気がいるものかもしれませんが、意外と何十回も楽しまれている方もいます。今は特に、お一人様クルーズデビューもしやすいかと思います。
今回は美食について触れると長くなりますので、写真だけお届けいたします。

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お一人様朝食席。朝の素晴らしい景色を眺めながら。

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↑ 夕食の洋食と和食のメニュー 毎回内容は異なります。


快適なパブリックスペースに
新しいソーシャルディスタンス・ディスコ!?

船内は3密回避の為、自然な形で入場制限がされています。常に大変静かで、落ち着き船旅らしいゆっくり過ごす楽しみ方をすることができました。バーやカフェなどは、とにかく広く感じます。今まで以上に快適なスペースではないでしょうか。
また、一方で今まで行われていた、大勢が集まるイベント、例えばウェルカム乾杯パーティーや大勢で踊るダンスイベントはありません。少し寂しいようですが、替わりに人数制限しながら静かに楽しめる鑑賞イベントや少人数プログラムがあります。
夜のシアターでは人との間隔を広くとり、静かに歌と踊りのショーを観劇することができます。さらに深夜のソーシャルディスタンス・ディスコの様子を見ると、人数制限の上、お隣の方と十分な広さを取りながら、声を出さないよう、拍手を精一杯して、ダンスを楽しまれています。右足出して、左足出して、右手を挙げて、左手を挙げて・・・ と、ダンススタッフに合わせリズムにのって少しのダンスを楽しまれます。ダンス後はクルーの誘導で一同一度外のデッキに出て、深呼吸するという流れ。深夜での少人数イベントは、今までにない工夫を見て本当に驚きました。皆様黙っていながらも、笑みが溢れていました。

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↑ 4・5階 船尾 ドルフィンホール 

寄港地観光もソーシャルディスタンスで

寄港地観光では、日本旅行業協会などのガイドラインに沿って、各食事施設やバスの新型コロナウィルス感染症対策がされています。バスは人数を制限し換気をし、さらにお客様の座席位置も収集しています。勿論、寄港地でのランチの席も確認しています。バスの座席には、マスクを入れるためのマスクシート、消毒用ウェットティッシュ、座席番号を記入する用紙等が用意されています。
・9月時点:船会社主催のオプショナルツアーに参加でも自由行動でも可能。自由行動する場合は、寄港日当日までに寄港日の行動内容を申告し、フロントに提出します。

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↑3階 船尾 グランドバス

観光後・早朝は大海原を見ながらグランドバスへ

さて、日本船「にっぽん丸」は、外国客船にはない大浴場があります。現在では人数制限のため、船内放送で混み具合をご確認します。空いているかを確認しながら自己判断で入ります。また脱衣所の前に、手書きの入出記入一覧表がありますので記入してから入ります。
現在は、脱衣室でのアメニティがないため、必要な方はお手ものちの物か、フロントデスクにお申し出ください。またタオルもお部屋に備え付けのタオルをお持ちいただく形となります。日本船ファンの方はこの大浴場ファンも多くいらっしゃいます。また波が高い時には、浴槽のお湯も大変なことになる為、入れなくなります。

クルーズ旅行が初めての方へ

にっぽん丸は巨大客船ではなく、22,472トン、全室203室の客船です。全長166mとクルーズ客船にしては大きくないため、船内での移動もお身体にあまり負担がかかりません。そして何より、旬の食材を活かしたお料理と控えめであたたかいクルーのきめ細かなサービスが好評です。
熱烈なファンも多く、数十回と乗船されている方も多くいらっしゃいます。通常期であれば、すぐに満室になるコースも多くあります。
現在は、9月23日に約1か月ぶりに運航再開をしましたが、これから年末年始までまだ空きはあります。現在は、通常期より定員数を随分減らして各施設の入場制限をするなど、ソーシャルディスタンスも徹底しています。

コース選びはぜひ、お近くの港出港のものをお選びください。横浜、東京、神戸、名古屋、広島、門司などから出港しています。
また、イベント内容で選ばれる方、寄港地コースで選ばれる方もいますが、少しでも船旅を長く楽しむ為に、最終入港時間が遅いものを選ばれる方もいます。午後下船だと、下船当日の朝もゆっくり旅旅気分を満喫していただけます。
来年、再来年には多くのお客様がまた乗船され、今まで以上に賑わうことが想像されます。静かな船旅をお好みの方に、ぜひ今のクルーズ旅行をおすすめいたします。「にっぽん丸」で初めてのクルーズライフを経験してみませんか? 

今回は新型コロナウィルス感染症対策の詳細ばかりで、じっくり魅力をお伝え出来ませんでした。しかし先日、他のスタッフが乗船し、皆様にお伝えできる動画の編集が始まっております!最新の感染症対策や船内の魅力はまた動画でご紹介できるかと思います。動画ができるまでしばらくお待ちくださいませ。長い記事になりましたがここまでご覧いただき、誠にありがとうございました。

・9月末乗船添乗員より:ダイニングのお席や、寄港地観光もきちんと管理されていながらも、お客様とスタッフのコミュニケーションが図れています。人数制限もありますが、スタッフの自然な誘導で、コロナだからと言って堅苦しく感じることなく、通常のクルーズに近い感じがいたしました。

●にっぽん丸 クルーズスケジュール一覧
https://www.cruiseplanet.co.jp/type?type=nipponmaru

●にっぽん丸 新型コロナウイルス感染症への取り組み(公式ページ)
https://www.nipponmaru.jp/infection/

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↑ 7階船首 ホライズンラウンジ
 キャプテン気分で水平線を眺めるラウンジ。

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にっぽん丸と一緒に新たな船旅に出てみませんか?皆様のご予約を心よりお待ちしています。

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※本記事の内容は2021年4月時点の船内の様子をまとめ、さらに9月乗船した添乗員のコメントも一部追記しています。船内の感染症対策についてはガイドラインの変更などに合わせて、変更される場合があります。

※クルーズ博士の瀬戸内海第2回目については、次回掲載予定となります。瀬戸内海企画について、現在バージョンアップ予定があり、よりよい企画としてお届けできることになりそうです。少々お待ち願います。

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