小学生低学年に必要なサッカーコーチング(指導)とはなにか。

 私は現在、小学生低学年のサッカーコーチをしている。

小学生低学年には、必要な要素と不必要な要素とはなにか。

今回は、心理学的な観点から考えたい。私が注目したのは内発的動機付け、外発的動機付けだ。

内発的動機付けとは、自らやりたいという気持ちが芽生えるである。外発的動機付けとは、その逆で、やらなければ不利益、やることで利益が発生するためやることだ。

始めは外発的動機付けであったとしても、それが途中で内発的動機付けになることは十分にあり得るため、一概に外発的動機付けを否定することはできないが、目標は内発的動機付けでサッカーをすることであるはずだ。

親やコーチの発言で外発的動機付けになってしまうパターンは多い。

・やればご褒美がある。やらないと怒られるなど。

サッカーをすることは義務ではないし、練習も課せられるものではない。

そうすると、低学年にまず必要なことは「サッカーって楽しい」「もっとサッカーがしたい」「うまくなりたい」と思ってもらうことだろう。

積極的にサッカーに取り組む子ならば、そう思わせることは容易いかもしれないが、ここで問題になるのは、積極的に取り組もうとしない子である。

両者を巻き込んで内発的動機付けを行うには、

・成功体験を増やす。

・練習することでの恩恵に気づかせる。

・勝つという感覚(優越感)を味わう。

・他者に認められる。(承認欲求)

人によって動機になるものは違うだろうが、コーチや保護者が積極的に関わって上記のポイントを満たすことである。

個人差がある中で他人と比較しない。

乗り越えられるハードルとすぐには乗り越えられないハードルを使い分ける。

褒めるポイントを見逃さない。

これが心理的なポイントになるのではないか。

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