紹介企画を10作品やって思ったこと①

昼夜逆転生活でおなじみ、薫野みるくです。

女性作家さんの小説を読んで応援する企画です。詳細は画像をご確認ください。
フォローは任意ですが、フォロワーさんの作品を優先的に読みます。感想とアドバイスはDMにてお伝えいたしますが、その内容への誹謗中傷、転載等はご遠慮ください。
→続#RTした人の小説を読みに行く pic.twitter.com/eVG2DS5MmM

— 薫野みるく (@milkkaoruno) August 4, 2022

2022年8月5日より、このような企画をやっています。
web小説を書かれている女性作家さんの作品を読んで感想＋αをDMで送り、YouTubeで紹介動画をアップするというものです。
募集開始前になんだかんだ言われましたが、私は私の信念にのっとって誠実に対応するまで。ということで、ありがたくも複数のご応募を頂き、先日10作品に到達しました。

まぁ、こういうのってね、やってみなければわからないことがたくさんあります。
そこで、実際に10作品を扱ってみてどうだったかの記録を残そうと思います。ただ読んで終わりではない「読みます企画」をしようとしてる方の参考にもなれば幸いでございます。


◆募集と応募について
異世界や主に男性読者を意識した作品は苦手で読めないため、そういうものの応募がないように、NGワードを細かく設定しました。
好きなジャンルも書いておいたおかげで、良い作品にも恵まれ、その点では、自分のやり方が間違っていなかったのだと思えました。

ですが、どこにでも「説明をちゃんと読まない人」っているんですよね。この募集の場合、注意事項を読んだ証として、好きな（知ってる）ポケモン名を書いて頂いたのですが、それがない方が複数人いらっしゃいました。
丁寧なご応募の文章が添えられていた際は、「何かが足りないんです」と返信しましたが、挨拶もなく自作の宣伝文のみ、さらにポケモン名の記載がない不備については、申し訳ないですがスルーしました。
と、そこまでだったらまぁ仕方ないかなと。誰にでもうっかりはあるよね！　と笑っていられます。挨拶なし、複数の不備に、フォローはしない。そしてスルーしておくと、いつの間にか応募のツイートも削除されている……。
さすがにこれには呆れました。似たようなことを繰り返していると、読者もいなくなりますよ、と忠告したくなりましたので、せめてここに書いておきます。
人に読んでもらう時には、相手を思いやり、敬意を払いましょう。その人の時間をもらうのだということを忘れずに。

◆読んでみた感想とDM
去年も読みます企画をやってみたのですが、その時は女性作家さん限定ではありませんでした。ペンネームの字面等からの予想もありますが、男性の書き手の方が多かったと思います。
その当時のことで特に覚えているのが、誤字が多かったこと。１話あたり2000字くらいで、毎話誤字があるのも珍しくなかった。そして今回、女性作家さんに限定したところ、誤字はほとんどなく、作品世界に浸って読書を楽しむことが出来ました。とても嬉しかったです。

ジャンルは私が「好きなジャンル」として書いたからか、ヒューマンドラマがいくつかあり、その点でも無理なく読めたのだと思います。
10作品現在では、女性主人公の方が多く、その描写の細やかさなどは、私自身もとても勉強になりました。読む作品数が増えていくごとに、作者さんに送るDMも長くなり、人によって差が出てしまったのは反省点でもあります。おもしろかった作品への感想は、つい長くなってしまいました。

そのDMですが、募集の画像には「DMは一往復のみ」と書いてあります。
全然一往復では済みませんでした。三往復くらい余裕でやった。
果たしてそれが、参加者さんにとっても良いものだったのかは、わかりません。ひとつの作品に対して、あまりに時間が取られると数をこなしていけないので「一往復」としてあったはずが、きちんと連絡しなければ気が済まなかったんです。それは私の性格的な問題なので、まあまあ。でも、全体的には、作者さんには喜んで頂けたと手ごたえを感じています。

感想とは別に、誤字脱字の指摘、読みやすく工夫するヒントなどをDMで送らせて頂きました。人からの「アドバイス」という言葉に、多くの人が引っかかったんですよね。ねっ！
電子書籍ではありますが『薫野みるく式小説の書き方』という本を出した身としては、「ここを意識するともっとおもしろくなるよ！」と気づいたら、本人に伝えたいじゃないですか。だってまだまだおもしろくなれるんですから。

みるく、その書籍の宣伝目的なんですねとも言われたんだけどね。安心しろよ。企画の発端となったツイート以降、２冊くらいしか売れてないから。

私はまだ小説を書き慣れてない頃、ママにだめなところをたくさん指摘してもらって、今程度には書けるようになりました。互いに自分の快楽のために、必要以上に褒め合う関係をたくさん持ったって、おもしろいものを書けるようにはなりません。もちろん、趣味だからいい思いだけをしたい、という人たちのことも理解しているつもりです。その価値観の方たちとは、今後も棲み分けていきたい。
もっと小説がうまくなりたいな、おもしろいものが書きたいな、と希望をもつ女性作家さんの手助けになるなら、私はまだまだがんばりたいのです。


次は動画投稿編ですが、ここまでで2000字以上だらだらと書いてきたので、「紹介企画を10作品やって思ったこと②」に続きます。たぶん近日中に。たぶん。