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理解されづらいということ

記事にすることがないなーと思いつつ、生存確認用だから何か書かなきゃなぁと。
題目が決まらないよね今悩んでないから…

んー…なんでしょうね。
時代の変遷に伴い、価値観は移り変わっていく、これ常ですよね。
それに足して、私はアチラサマの声が聴こえる。

その中には、自分のご先祖さまも居るし
戦時の最中に死した人も居ます。
いろんなひとがいて、現代人の私がいます。

現代人から見れば、「家を守る」なんて囚われた思考だと言われます。聞いたこともあります。
でも、ご先祖さま達が生きてきた時代では「それが普通だった」のです。
戦時、身を賭したのに地縛霊として封じられた人の怨嗟を聞いたこと、みなさんあまり無いですよね。
それを知らず、私たちは「命は尊いものだから、戦時のような生き方死に方はあってはならない」と、踏み躙っている自覚がないままに言います。

うちにいまいるのは、鬼面に男性の魂。じじ様とお呼びしています。
山姥の魔除け人形に、女性の魂。ばば様とお呼びしています。
うちは主君を喪った武家。
一月の時代で900年って言ってんだから…700年か。
700年続いてきた中で、主君を喪った無様な敗残兵です。

女が刀を持つこともあれば、男でも人殺しの業を背負えず怯える者も居たし、策謀に長けた女性が活躍することもあるし、ただ家を守るだけでも充分な時期はあったと言います。
現代はそうじゃないね。男女平等参画社会。

水子になったややこを、お地蔵様にお祈りを捧げるばかりの人生だった女もいれば
腕がたつばかりに自分ばかりが生き残り、周りが死に、自分も「守るためには殺さねば」で葛藤する者もいた。
現代人はどうでしょうね。

大国主様に呼ばれて赴いた先、閉じ込められた魂の社がいくつあったことか。
友達は霊泉が発達してないから全く分からないようでしたが、これは神霊のための社ではないとすぐに分かるほど、憎しみや恨みが洩れ出している。
『武家の末裔のお前でなければ、通じない』とはまあそうでしょうね。武家の作法は武家にしか伝わらんし。

1人ずつだったので時間を要しましたが、中でも時間が掛かったのは「その当時はそれが正しいことだった」(内心では嫌だった)で、憎しみを拗らせた方でしょうか。
今の価値観では「間違っている」だけ。
いくら「間違っている」としても、それだけでは、その魂は還れない。

現代人の価値観は進化しました。
確かにそうでしょう。
じゃあ置き去りにされてきた彼らの価値観はなんだったのでしょう。
死ねと言われて、嫌だと思いながらも、粛々と受け入れるしかなかった彼らの価値観は。

その方に聞かれましたよ。
『お前も、耳障りのいい綺麗事を私に言うのか』と。

現代人としてなら、それしか言えることはないでしょう。命は大事だから、昔の価値観は間違ってるから、そんな時代があったなんて『悲しいから』。
そう、命を賭した彼らを憐れむ。
だから彼らは天に還れない。

私には、その時代の価値観を正しく理解はできないでしょう。
つまりは、否定する権利すら、無いでしょう。
わかったつもりになるのか?
慰めて何になるのか?
彼らの賭したものを知りもせず、青二才が何を言うのか?

わたしは、彼らの価値観を否定するような大層な人間ではない。

それは、ジェネレーションギャップでも同じことと思います。
誰が何を思ってそうしてるとか、知らないのに決めてしまうこと、そんなご大層なことはできはしない。

そのひとをみつめる。
そうしないと、価値観なんてわかるはずもない。

ありのままが一番楽だって、それくらいなら誰だってわかるじゃん?
そのひとをみつめる。
ありのままに。
変わる必要はない。
ありのままに。


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