精神障害と共に生きるということ(2)
ルームシェアの話をしている最中、ぶつかりますよね。生い立ちが違うからね。
さてここからが見せ場ですが、あちらはどう動くのでしょうか。
時系列から言って
ルームシェア相手が「仲直りしてほしい」と言った友人Bがいたとして(ルームシェア相手を友人Aとします)
友人Cも同じ気持ちで、
私はそう思わなくはなかった程度の同意でした。
別に仲直りしたくないわけじゃあない。
仲直り出来るならするに越したこたないし、長年の友です。異論はありません。
しかし私は融通の利かない父と、障害特性で問題行動を起こしている依存ちゃんと、ついでにもう1人状態が悪い友人Dを介抱しながら、友人Bの話をしていたわけです。
四人捌いてたわけですよね指示出してたの全部わたしですからね。
なので、友人Bは仲直りできれば僥倖だが、離れるならそれはそれと思ってました。
正直にね手一杯なんですよ。
なのに「仲直りしよう」で話が進むんですよ。
異論がないだけで面倒くさいとは思うんですよキャパ無いもの。
精神障害者とのルームシェアは難しい、と私は昔から考えています。それは、精神障害は、自閉症スペクトラム障害と比肩するほど多岐に渡る問題があり、こだわりといった共通項がなく、何よりも理解しづらい。
優しくしてる時はね、友人一同『生きてるだけで偉いよ!』とか言ってくれます。
じゃあルームシェア相手から見て、息してるだけの私は偉いですか?邪魔だよな。何もしないんだからさ。
健康な時との体感比較、何もしてなくても20倍は疲れたまま漫然と過ごしています。
20倍はなかなか丁度いい倍数な気がしてる。
例えば、わたし今ひとり暮らしですから
障害年金もないし、ゴミ出しに行ける健康がない(※身体障害)ので、粉末ポカリスエットを愛用しています。可燃ゴミだから!!
粉末ポカリスエットに必要な工程
①水を濾過する
②1.5Lペットボトルに入れる
③ペットボトルの水をピッチャーに移す
④粉末を入れる
⑤混ぜる
これだけです。小学生でもできますね。
これすら出来ないのが精神障害者です。わかります?
靴下を履くとか。
カーテンを開けるとか。
なんなら飯を食うとか。
それすら出来ないのが精神障害者です。
現に私は三日に一回くらいしか飯食ってませんよ。
生活保護が出なかったからと言うのが大きいですが公務員仕事しろ、なんか段々どうでもよくなってきた。
栄養失調で死ぬなら死ねばいいじゃん。
自分大切とか思わないし。
突発的な破壊衝動や悲しみ苦しみの相手で精一杯で、腹減ったとか喉乾いたとか構う元気がない。
元気が。ない。(2回目)
誰かに優しくするにもエネルギーがいります。
自分に優しくできないほどエネルギーが無いのに、どこからエネルギー搾り取ろうか??
私たちは電気の尽きた使い捨て電池なのです。
普通の人から見たら「皿洗うだけじゃん!」とか「鍵捻る(戸締り)だけじゃん!」とか、なんなら「置いてあるスリッパ履くだけじゃん!?」みたいな惨状でしょう。
出来るなら苦労しないんですよ。それが精神障害者なんですよ。
例えるならそうですね
繁忙期に残業祭りってあるじゃないですか。
上司も余裕なくして理不尽にキレ散らかしてさ。
ストレス溜まる時間ありますよね。
そんな日々を送ったら精神的に摩耗して、休日何もしたくなくなりますよね。
あの『何もしたくない……』が20倍重いんですよ。
何もしたくない通り越して、やろうとしても出来ないんですよ。
キャパ120%の電子機器動きます?落ちますよね。
私たちは2000%でクラッシュしてるんですよ。
なので、私が思う精神障害者のルームシェアは難しいは、
クラッシュした相手の歩調に合わせるのは、すごく繊細で、丁寧で、慎重な作業です。
相手が負担を感じたら終わり、自分に負担になったら破綻。友情がどうなるかは知らんけど。
そこだけは、譲ってはならないと思うんです。
まあね多少の我慢は必要です、他人だから。
でもね不要な我慢は不要です、他人だから。
生きづらさを感じてまで、一緒に生きていく必要などありません。
困ってるの私だけなのだからね。
相手は別の人を探せばいいだけです。
精神障害者は、それこそ、起きてるだけでも割と偉いです。私みたいに悪夢障害で寝れないとかじゃなければね。
だって日中なんて人間が活動してる時間ですよ。地獄じゃん。
何も出来ない私を認めてとか、包容力が必要なことは言わない。いや、可能ならそうして欲しいけど。
でも、何も出来ない私を責めるのは、悪化するだけで無意味だから、やめといた方がいいな。
出来ないことが増えるだけですよ。薬も嫌がり始めるかもしれないね。
叔父が精神障害者なんですけど
叔父以外が精神障害に理解がなく(私は分かってたけど幼いからと蚊帳の外)、四六時中怒鳴ってました。
どんな気持ちで怒鳴ってただろうね。
本意ではないけれどコントロールの効かない感情を振り回して、家族には見捨てられて、どんな気持ちだったでしょうね。
気の向かない畑仕事に(父は善意で)駆り出されて、嫌々やる時に、『にゃーちゃんの近くは落ち着くね。』と言ったそれが、どんな気持ちからのものだったでしょうね。
精神障害のひとはキャパが少ないんです。
すぐにキャパオーバーするんです。
それだけは、いま書いとこうと思った。
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