見出し画像

今年の振り返り(鬱が酷い)

1月早々から家出をしたのに、未だに帰れない望郷の想いが虚しく横たわる大晦日を迎える羽目になりました。

私はシャーマンキングに出会ってから、また恐山ル・ヴォワールの回を経てからは
必ず、年越しの瞬間は、マンキン読みながらマンキン聴きながら年を越します。

武井宏之『シャーマンキング』講談社

今年は……たくさん、捨ててきたかなと思います。
またいつか縁が繋がることもあるかもしれないし、無いかもしれない、そんなものをたくさん片付けてきました。
持ちきれないから。
本当は持っていたいけど、もう持てないから。
医者的には、「捨てた」ではなく「片付けた」になるらしいけど。

マンキン読者だからというのも、無くはないでしょうが、たぶんそれよりも早くから
自分を縛るものの存在には気付いていました。
憎い。
憎い。
死─ば──のに。
そんな怨みが。私の心を汚していく感覚。
そんなものが常にありました。

怒りの分類に入るそれは、強く強く。
私に言ってくる。
それを聞いているだけで、何も出来ない矮小な自分。
でも、認められない。
黒く黒く、染まっていくから。
染まっていくごとに、『わたし』が居なくなるから。
怒りの声を発する私を、わたしは認めてやれない。
殺せ。憎め。虐げろ。足蹴にしろ。
傷付けろ。自尊心を奪え。後悔させろ。
泣いて謝らせろ。一生を壊せ。

わ た し に な ら 
 出 来 る だ ろ う ?

そう。唆すのです。
出来なくはない。人を殺す方法を知るが武家。
人を救う言葉を知る福祉の人間なら、人の心を破壊する言葉を知るも福祉の人間。

───大きな力。使い方次第で、救い、滅び、どちらにでもなる。(.hack)

───激情を洗い流し、己の怒りや悲しみから解き放たれた時、初めて宿命が見えてこよう。(封神演義)

武井宏之『シャーマンキング』講談社

これは嘘ではないです。
わたし、アチラサマに4回くらい焼かれたんでしたかね。忘れちゃったんですけど。
アチラサマも、私を大事にしてくださるから、厳重に結界を張ってくださいます。
マンキンでいう中鬼くらいまでなら入れない強固なやつです。驚きだぜ。
それでも焼かれる。

私が鬼化しかけたから。
他人には見えないでしょうが、すごい強火で焼くんです。浄化のために。くそ痛いですよ。
でもそうやってでも助けようとしてくださる。人間などとは違って

信じることをやめたわけではなかった。
むしろ信じたくてもがいた。
私の中では、この解釈は完全一致します。

でも悲しいかな、人間は裏切ります
私がいくら信じても。
私がいくら愛しても。
私がいくら歩み寄っても。
私がいくら許しても……。

守野伊音『狼領主のお嬢様』KADOKAWA

努力を破壊された年でした。
きっといつかは笑える日がくるんでしょう。
知らないけど

毒親だからなんだって?
籠の中の鳥はいくら蹴っても見付からないから、八つ当たりにさぞ都合がよかったでしょう。
『お前の親は虐待してるんだ』『お前の愛は紛い物だ』『お前のために言ってるんだぞ

どうでしょう?
一月が嫌いな言葉をたくさん並べてくれた元友人の皆様。
なんで一月を説得できないか分かって?
一月のために言ってるのに聞き入れてくれないと八つ当たりしていくそれが愛なのですね?
分からない。

優、千秋、一月は
私を三分割にした子達です。
その中でも一月は「何ひとつ報われない」運命を課せられた子です。
なんで報われないか分かって?

『誰のため』だって?

愚かな罪に塗れた家を守る、愚かな父に。
それでも嫌いになれなくて傷付いている一月に。
『お前の親は虐待してるんだ』『お前の愛は紛い物だ』『お前のために言ってるんだぞ

滑稽。
いつまで一月の気持ちを踏み躙るのを愛だと表現するのでしょう。
いつまで……
いつまで私の気持ちを踏み躙るのが正しいとひけらかすのでしょう……

抗って抗って抗って。
信じたくて信じようとして。
それを
親自身が踏み躙って、全否定された私は
どれだけの愚か者だったというのでしょう?

それでもまだ
愛だけを手放せない
信じていたいと思う愚か者は
どんな愛を手に入れるというのでしょう?

友達には『不快だ』と言われましたが
生きるために必死に聞いたのも無駄だったなら
1月の時に死にたかった
これ以上何も負わず、愛した心を持ったまま、信じる気持ちを踏み躙られもせず、苦しまずに死ねたはずです。
重ねて言いますが私は苦しまずに死ぬ方法は知っています……。

手を差し伸べてくれた子を精神障害に追いやり
家にも帰れず
友達にも疎まれ
なんの価値があろうものか
こんな醜悪な愛を抱えているだけの小娘1人、消えても世界は回るのに。

アチラサマは『今は苦しみながらでも耐える時……』と苦心の表情で私を支えてくださいます。
人間なんかより余程。
私を愛してくださる。

それだけです、生きてる理由なんて。


さて、話を変えましょう。鬱にも程があるわ。
来年は厄年明け(本厄、後厄ともに終了します)なので、抱負……抱負かぁ……。

ひきこもりでもいい……
誰も恨みたくない……
苦しんでる私を助けてくれる誰かなんていらない……

小さな幸せを
季節の移り変わりを
夕焼けの美しさを
愛せる自分に戻りたい

───土に根をおろし、風とともに生きよう。
種とともに冬を越え、鳥とともに春を歌おう。(天空の城ラピュタ)

そんな、ささやかな日々を。

自分が大事にしている
『愛情』を
きちんと大事にできるように。

誰がなんて言っても
愛していたいの
それがわたしの自由なの
それがわたしの幸せなの

信じるのをやめろとしか言わない人間は
もう いらないの

後悔したくないから。
それくらいなら手を染めた方がマシ

──大切なことは、いつも心で決める。(シャーマンキング)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?