自傷行為について

おはようございます。実は筆者的には寝る前なので気持ちはこんばんは。
更新がしばらく空いてしまったが、これは単純に出かける用事が集中したり、それでバテて寝込んでいたり、同居人とモメたり、まあそういうことが続いていたもので、先週くらいからそろそろ再開しようかと思っていたらついつい時間を取らなくなってしまったりなど、そうなっていた。

今回は日記ではなく、とりあえず今考えている事について徒然と。タイトルの割に自分の話しかしないだろう。

自らを傷つける行為

これを自傷行為と言う。Self-injury. 
簡単な単語だが、具体例が多岐に渡るので分類できるものではない。と、思っている。

例えばWikipediaでは

自傷では、切る、火傷、殴る、頭をぶつける、タトゥー、ピアス、抜毛など、極端な事例を除けば死に至る可能性は低く、自殺とは異なり反復的に行われ、その部位も選択されている。
(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/自傷行為)

としている。大体どこでも具体的な行為としては切る、即ち"リストカット"が多く、web辞典で調べると"リストカット"の項目に飛ばされる。

根本的な定義としては、あらゆる負の感情に抑圧され、その苦痛から(無意識でも)逃避するための手段が自傷行為であり、この傷付けてゆく行為がコントロールできない段階まで追い詰められた時、即ち自分の意識を終わらせてしまいたいというときに至るのが自殺。と、いうこともWikipediaの受け売りだが。

さて話は変わるが、自分は自傷行為をしたことがあるだろうか?
腕をカッターで何重にも切ったことは?
タバコの火をなんとも押し付けたりは?
無意識に髪の毛を千切ったり毟ったりは?
頭を壁に何度も打ちつけたことは?

筆者にはそんな経験は無かった。数日前の時点では。

痛みを伴わない自傷行為

というものもあるのではないだろうか。と考えてから長い。あくまで己を傷つける行為は必ずしも身体的な外傷を負うものばかりではないと思っている。
筆者の行動を振り返ってみる。中には痛みを伴う自傷行為もあるが、軽微なモノだ。

①爪を噛む。
時には爪の周りまで噛み、高校生以降になると流血するまで肉を引きちぎることもよくある。筆者の家庭は機能不全家庭というやつで、実家にいた頃は常に抑圧されていた。
②実家にいた頃、抑圧に耐えかねてベッドの上で全身を使って空を蹴っては殴って、時には壁に当たったりなどした。壁の向こうは親の寝室だった。
③一人暮らしを始め、抗うつ薬と眠剤を服用するようになった頃。当時のストレスが三重苦だったせいか、眠剤でうつらうつらしている間に(別段力を入れているわけでもない)ソーシャルゲームへカードで課金をしまくってしまった時期があった。
④去年ごろからか、リフレックスという抗うつ薬を眠剤に追加したことにより、食欲が異常なまでに出るようになった。それまで寝付けないストレスがあった時は、爪を毟ったり剥がしたり、過剰服用することもあった。食欲が暴走するようになってからは家中の食べ物を食い漁るようになり、体重が激増した。

筆者は痛いことは得意では無く、焼くやら切るやらは考えられなかった。経緯を知らない他人からしてみれば、「いきなり課金しまくった」「いきなり食うようになったデブ」にしか見えない。
同居人も、これに当てはまる人だった。

人生で初めて手首を切った

所謂リストカットというやつだ。平時では絶対にやらないだろう、痛いし目立つ。治りも遅いし生活に支障を来たす。
ただこの時は、たくさんの睡眠薬が効いていて気分が平静ではなかった。

こういった時の暴食用のスナックやパンの買い置きを貪ったりしている途中、日頃同居人に言われていた「肥えたなあ」「腹に年齢が出てるね」といった言葉や、肥えた分の肉を弄るような言動が過った。私も好きで貪っているわけではない。味なんて感じていないのだから。
こういうのは摂食障害なのか考えたことはあるが、なんとも判断し難い。とりあえずもうバカにされたくない。自分で自分を傷つけているのにさらに傷を入れられるのはつらい。食べるのを止めた。
そして、もうむしれる爪も無い。

「自分がストレスで追い詰められている事を分かってもらわねばならない」「少しずつなら大丈夫」「集中すれば気が紛れる」
そんな事を考えながら、かなり切れ味が悪すぎるカッターを手に取った。概ねこれくらい、傷を入れてみよう、などと考えたりし、作業に集中した。
皮や肉をほじくり出すように何度も同じ線を撫でて、切れていなければ刃先を引っ掛けて引っ張って千切る。極悪人への介錯には切れ味の悪い刀を使って長く苦しめていた、なんて話を耳にしたことがちょうど過った。
カッターなのだから切れ味の良いものを選んでスーッといけば良いだろうが、それは怖かった。眠剤が効いている時の自分の行動原理は平時の自分には分からない。異常な状態だった。

そんなわけで、数日前の今朝に5cmほどの、切り傷というよりは抉り傷な線が一本、できた。
同居人は二言、「なにしてるの?」「大丈夫?」と遠目に聞いてきて、そのまま立ち去った。後で聞くところによると、同居人は怪我や血に耐性がなく、自分と重ねて血の気が引いてしまうタチらしい。この後、コレに至った経緯を話したところ、なんとも辛そうに謝罪を受けた。

切り方の問題だったのか、治りが遅い。オロナインのようなものでもあった方が良いのだろうか。
今は液体絆創膏とガーゼで同居人のためにも傷口を隠している。

周りからは気付かれなかった、静かな自傷行為が、リストカットに繋がってしまった。
自分で自分を傷つけるというのは心に対しても適用されがちな言葉で、それが落ち込みや抑鬱状態、そこから精神疾患へと発展していく。
 
自殺を計画したことは更新が途切れてる間に何度かあったのだが、実際に行動を遂行した事はなかった。このリストカットはある意味、自死への一歩かもしれない、と、親指で傷をなぞりながら思う。

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