雨の日に眠たくなる

こんばんは。首こりと肩こりが酷く、神経痛が度々出てしまう程度には苦悩している筆者だ。今のパソコン環境は、こたつ机よりも低い机にノートPCを置いてる状態でローソファから打ち込む姿勢になっているため、前傾姿勢どころじゃないような丸まり方で作業している。非常によくない環境で、毎日軽いストレッチで激痛が走るような負荷がかかっているので、早急に改善やらマッサージやらしたいところである。

この首の異常な凝りが原因でか、気圧の低い日だったりの”体調がよくなさそうな日”になると、首から上や腕がピリッと痛むことがあり、引越し前までは神経内科で筋弛緩薬(筋肉の緊張をほぐす薬)をもらって少し症状を緩和させたりしていた。今はまだ病院にほいほい行けるような条件でもないので、薬に頼って改善はできないのだが、梅雨入りしてしまったので明けるまでこの苦痛に晒されることになる。

出先で急に寝落ちた

タイトル通り、私の場合は雨の日はなんだか気分が沈んだりやる気が出なかったり、かなりの確率眠くなったりする。「雨 眠たくなる」で検索したら気象病の紹介記事がズラッと出てきたりして、最近よくある中身のない記事達が口を揃えて「天気のせい」とする。

体調不良を天気のせいにし始めたのがわりかし最近なんだろうから、不明瞭な点や納得行かない部分、研究が進んでない部分が多い。なので、一応色々目を通して彼らの語るメカニズムを理解はするが、「そんなことでここまで症状が出るか?」と思うこともしばしば。
特に思う症状が、急激な眠気である。

筆者はいつか記載した通り、中程度の不眠症で薬を服用しないと寝付けないし深く眠れもしないのだが、極端に眠気が襲ってくる場面というのがいくつかある。その内に天気が曇っているか雨の日だ。別に疲れてもない、なんならスッキリ目覚めたばかりなのにすぐに眠くなって不自然なほど穏やかに眠ってしまったりする。
今日もそうだった。意気揚々と軽く買い物をしに出かけ、色々物色して、用が済んだので夕飯の食材を買って帰るくらいの時に、帰る途中の車内で急に寝てしまった。(車の運転は同居人です)
スーパーに着いて起こされるも、その一つ前の目的地ではなんとか眠りに勝って用を済ませたのにこの時は動けなく、記憶も朦朧としてるくらいスイッチが睡眠モードに脳が切り替わっていた。帰宅したら即座に横になったのだが、頭が寝ていても気持ちは寝たくないからか、ずっと現実と夢(?)がごちゃまぜのような感覚で、起きていることがどこまで事実なのかわからなくて気分が悪くなったりなどしたので、覚めた後は同居人に「悪夢を見ているようだった」とコメントした。脳が強制的に寝ている、そうとしか表現できない感覚なのだ。起きたらすぐにできる限り調べ物をした。

雨と脳の関係について

・雨や曇りの日は日光が遮られる
・セロトニンと呼ばれる神経伝達物質が気分の向上に関係している可能性があるとするデータがいくつかある
・セロトニンの作用はドーパミンやノルアドレナリンの働きを調整することとされている
・セロトニンの合成には日光とトリプトファンと呼ばれる物質が必要

とりあえず以上のことはある程度信憑性がある情報だと思う。ここからさまざまな記事が推測して、「雨の日はセロトニンの量が減ってやる気が出なくなる、鬱っぽい、眠くなる」「セロトニンが減って副交感神経優位になる」などの考察だったり結論だったりが出ている。セロトニンが概日リズムに関係するホルモンで、メラトニンと隣合わせで交互に作用しているという情報もあった。この辺り以降はネットじゃなくて書物や論文を参考にしたほうがいいだろう。

言わんとすることはわかるし多少納得いく部分もあるが、うつ病患者で抗うつ薬を飲んでいる人間はちょっと気になったりするのではないだろうか。近年使用されがちな抗うつ薬(SSRI、SNRIと呼ばれ分類されるもの)は「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」としての機能がある。端的に言うと、脳内のセロトニン濃度を高く維持するために工夫する薬で、うつ病患者はこの辺りのホルモンを多めの状態にしてやると改善しがちな傾向があることで処方され始めたのだろう。

筆者はこの作用がある薬を常服してるのだが、それでも「セロトニン量が少ないから眠くなる」になってしまうのか、と、ちょっと懐疑的になったのだ。しかし書きながら気付いたのだが、そもそも分泌量が少ないならこの薬の効果は薄い。挙げた抗うつ薬の作用をもう少し詳しく説明すると、一度分泌したものを処分しないでそのまま脳内に放置しておく、みたいな工夫をしている。(ホルモンは大抵、放置されないでどこかで分解される)
つまり元気になる成分がそもそも出ていないなら、成分を維持する工夫は関係ないし、天気が悪いとその成分が出づらくなるということで、抗うつ薬はなんら助けてくれはしない、ということだ。

セロトニンに限って言えば、日光を午前中に浴びつつトリプトファンを含む食品を摂っておけば、「やる気が出ない、憂鬱、眠い」は軽減されるのでは?ということになる。あくまでも素人の考察の一つに過ぎないので、鵜呑みにしないで是非正しい知識を仕入れて各々考えて改善に取り組んでもらいたい。筆者はこの結論に達してから「そういうことならもう仕方ないじゃん、でいいや」と、ある種の諦めがついてしまった。
それでは今日はこの辺で。

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