クラフトビール日記:WCB The Lupulin Tree
昨日も飲んだけど今日が本命。
7月に入るといよいよ夏山シーズンで家を空けることが多くなると思うので、今のうちにヘイジーは飲んでしまおう。
まぁ本当に飲まないといけないのは、冷蔵庫に大量に眠っているGMT+9の方なのだけど……。
でもそっちはほら、熟成ビールだからまだ寝かせても大丈夫だし?
というわけで今日のビールはこちら、WCBの5周年ヘイジー。
感想
ネクターなアロマ。トロピカルフルーツ的なフレーバーに始まって、濃縮されたグレープフルーツ的な柑橘感、白ぶどうやウリ科の青さが追いかけてくる。強くはないが、じわっと柑橘っぽい酸味や苦みが後味に広がる。
温度が上がってくると、そこにオレンジっぽい甘味、トマトっぽい青さ、桃の甘みも後味に加わる。
トロピカルな印象はあるものの意外と甘みは抑え気味で、ジュースのような飲みごたえ……とはちょっと違う感じ。だけど、Peacharineの桃っぽいネクター感にはじまって、Nelson Sauvinの白ぶどう的な青さ、Riwakaの柑橘感に続いていく複雑なホップのフレーバーの絡み方が個性的かつ変幻自在な感じで、ある意味これもまたホップジュース。
評価が高いのも頷ける出来。
8.5%でそれなりに高くも高すぎない度数、しっかりと厚みがありつつ飲み疲れしない適度なボディ感。新鮮だけどどこか記憶にあるな……と思って思い浮かんだのがHazy Laboのヘイジーだった。
若干冷蔵庫で寝かせたのも効いたのかな?でも、甘みではなくフレーバーの豊かさで飲ませるヘイジーという意味では、Hazy Laboの方向性に近いものを感じる。
期待の新星だったWCBも、5年経てばすっかり重鎮。
モダンな方向性をうちゅうとともに牽引する、日本のクラフトビール界に欠かせない重要なポジションになったよね。と思いつつ。
あれから5年、ここの日記ではうちゅうとWCBが多いけど、新興ブリュワリーも強いところが色々出てきて、国産クラフトビール界隈の(モダンな方向という意味での)クオリティは間違いなく底上げされたよね。なんて思ったりして。
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