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クラフトビール日記:志賀高原ビール ENGI!?

今日も遅くまでよく頑張った。
ここはひとつ、ちょっと度数高めのビールで癒されよう。

買ってから少し経ってしまったけど、タイミング的にそろそろかなと思って開けてみた。志賀高原のENGI、なんかやたらと周囲での評判が良かった一杯。
なんでも、予想外の発酵の進み方をして、度数10%を超えるインパクトのあるIPAになってしまったのだとか。

志賀高原ビールといえば歴史の長い、特徴的な苦さが印象に残る日本のクラフトビール界の重鎮。個人的には苦味の強いIPAが得意というイメージだけど、山伏シリーズのように尖ったビールも作る。
レギュラーラインナップはオールドスクールなビールが中心の印象だったので、今までそこまで積極的に手を出してはこなかったのだけど。ちょうど、Sake IPAってどんなものだろう……という興味が湧いたタイミングだったので、買ってみた。

感想

志賀高原ビールの特徴的な苦みは健在、しかしそれ以上に印象的なのは不思議な華やかさ。柑橘、瓜系、茶葉のようなフレーバー。かすかにシトラシーな酸味も。
それでいて飲み干すとすーっと消えていくドライさもある。苦いは苦いのだけど、いつまでも舌に残るような感じではない。

香り高さでいえば海外の度数の高いIPAにも引けを取らない。そして、飲みやすさで言えば比にならないくらい、こちらの方が飲みやすい。
どうしても二桁の度数になってくると、アルコール臭さが気になってくるものだけど、このビールはまるで日本酒の大吟醸のように、そのアルコール臭さや重さをまったく感じさせない。

酒粕スムージーのような日本酒臭さみたいなのはない(あれはあれで、その残り具合が楽しいのだけど)。かなりクリアなIPAだ。
なるほど、これがSake IPA……と思ってしまって良いのだろうか?偶然の産物らしく、かなり異端なビールのような気もするけど……?

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