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クラフトビール日記:Teenage Brewing Montage

さあ連休。お盆休み。
朝イチで夜行バスの空きを見つけて予約……したつもりが、いつもと違うところからの発着だったために出発時間を間違えてしまい、乗れず。泣く泣く帰宅。
まだ日帰り夏山遠征プランは残っているので、ビールを飲んで切り替えていく。

先日東秩父のあたりを大移動して、知る人ぞ知る(しかし一部では既に噂になっている)Teenage Brewingに寄ってきたのでその時のビールを。
大本命は今回飲むやつじゃないけど、それは連休の〆に取っておくのがいいかな。
とは言えこれもDDH DIPA。タップルームでは飲めなかった一杯だけど、他のラインナップの出来を考えれば期待していいもののはず。

感想

柑橘のアロマと、少し南国感のある甘酸っぱさ。シトラシーでちょっぴりネクター、そしてぐわっと押し寄せるホップの苦み。DDH DIPAだけあってしっかりと腰のある味わい。
国産ヘイジーとしては平均より苦みはやや強めかな、と思う。けど、しっかりジューシーで、苦いのに全然エグくない。
渋みや辛みも感じず、飲みづらくなくて物足りなさも感じない。クラフトビール好きならほぼ確実に満足できるバランス。

Teenage Brewingはヘイジー系も作りつつ透明なIPAも作るようなので、ジャンル名だけだとどちらかわからなかったりするのだけど、これはしっかりと濁ったヘイジーIPA。それも結構濃いめのやつだ。

今年になって醸造を開始したばかりの新生ブリュワリーでありながら、早くも関東最高クラスとも言われるTeenage Brewing。
その噂の通り、クオリティは既に国内トップにも引けを取らない。
タップルームで飲んだ、けど缶で買えなかったTIPAのSpace Echoなんかはもう、WCBやうちゅうのTIPAにも負けないレベルだった。
なんか突然、とんでもないブリュワリーが東秩父のド田舎にやってきた。確かにこれは、飲めば飲むほど衝撃的だ。

(元)音楽屋としては、音楽絡みのネーミングにもにやりとさせられる。Space EchoといえばRolandのテープエコーの名機だし、Prophetといえば言わずもがなのあのシンセ。さすがにMontageがYamahaのシンセから取られたわけではないだろうけど、そういう制作者の遊び心はこれからも続けて欲しい。
そしてその実力に、評価や知名度が追いつく日を楽しみに待ちつつ。本命のヤツを飲めるのを楽しみにしている。いや、タップルームで既に飲んだのだけど。

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