クラフトビール日記:Founders KBS
とうとうこいつを紹介する時がやってきた。
FoundersのKBS。日本で、宅飲みで飲めるインペリアルスタウトとしてはほぼ最高峰に近いんじゃないか。
ハイクオリティなインペリアルスタウトを作るブリュワリーはいくつかあるけど、Foundersはその中でも安定して高いレベルのバレルエイジドインペリアルスタウトを作り続けるところ。
最近、入ってくる時はやたらと大量に入ってきて、一時的に「いつでも飲める」的な状況になるのでそういう意味でも安心。
といいつつ最近は見かけないKBS。実は去年の2月頃に買ったものを、冷蔵庫で1年以上寝かせていたもの。
さすがにもうそろそろ飲まないとダメかな、と思ったけど、開けてみたら賞味期限まであと1年くらいあったっていう。
感想
Foundersのインペリアルスタウトというと真っ先に浮かぶのはCBSの方なんだけど、あちらはメープルシロップをバレルエイジしたバーボン樽で熟成したもの。
こちらは正真正銘のバレルエイジドインペリアルスタウトと言える。
CBSがメープルの甘みとフレーバーが広がる飲みやすいインペリアルスタウトなのに対して、KBSは樽感が前面に出てくる。
ブラックコーヒーのような酸味とビター感が、バレルエイジされたことによってうまいぐあいに角が取れて非常にバランスが良い。
そこに木樽の複雑なフレーバーが加わって、とても深い味わい。
甘さはかなり控えめで、コーヒーや木樽のフレーバーの後、モルトっぽい苦みが少し遅れてやってくる。
お菓子系のスタウトと違って、ちゃんとビールらしさも残ってるのがまた良い感じ。
余韻もそんなに長くなくて、重たすぎないのでするする飲める。
このレベルに仕上がるBAインペリアルスタウトは、他になかなかないよね。
冷えてる時よりも、少し温まった頃の方がさらに角が取れて飲みやすい。
色々なフレーバーの個性的な主張が減って、一体感が出てくるのもいい。
時間の経過もちゃんと味わえるのが、このレベルのインペリアルスタウトの良さでもあるかなぁ。
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