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クラフトビール日記:WCB Full Hop Alchemist 36

週末の用事を終えて、少し早めにビールの時間。
7月の前半のうちに梅雨が明けると思ってたら、そうじゃなかったらしい。
来週はいよいよテント泊登山、天候はどこまで保ってくれるのやら……。
そんな予報の時点で既に、晴天は期待できなさそうだけど。
まぁ、時々晴れてくれれば……それでいいかな。
一応、予報では傘マークはないのだけど。

そんなわけで今日は冷蔵庫の中の最後のヘイジーを開ける。
今日は一日がっつり晴れて真夏の陽気だったので、一日の締めに500ml缶のヘイジーを飲むのは理にかなっている……はず。

感想

おや?意外と甘い?
あまり粘性の高い印象はないけど、桃やトロピカルフルーツのような南国系の甘み。柑橘感が強いという印象はなく、後味には瓜系の青さ。
嫌な印象はまったくないけど、後ろの方には結構ホップの苦みが居る感じ。そういえば、アロマにも結構青さを感じるような。
ボディ感はそこそこ。そこまで重たいという印象はないかな、でも度数は8.5%。もはやWCBのヘイジーにおいて、9%の壁を越えなきゃ誤差。度数と味はそこまで関係あるものではないのかも。

温度が上がってくるとホップの青さは奥に引っ込むかな、と思ったけどそうでもなく、意外と最後までしっかり主張する。そしてようやく、オレンジ系の明るいフレーバーが顔を覗かせる。待ってました、シトラシーな酸味。
青さにも甘味が帯びて、ちょっとメロンっぽいかな。ネルソンソーヴィンは使っていなさそうで、白ブドウを感じるほどの透明感はない。

フレッシュで明るいヘイジーとはまたちょっと違うけど、FHAの名は伊達ではないと教えてくれる複雑なフレーバー。
レシピを見ると、Riwakaホップの使い方を模索している感じなのかね。
もはや一言でヘイジーと言っても、単純にシトラス系とトロピカル系で括ることはできなくなった昨今。ホップが持つ様々なフレーバーを、ひとつのビールに閉じ込めてくれる国産ヘイジーというびっくり箱。
今週もいいビールを飲んで、しっかり週末を堪能できた。やはり国産ヘイジーは良い。

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