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クラフトビール日記:うちゅうブルーイング NINJA

去年最初の緊急事態宣言の頃から始まったクラフトビール日記も、ついに100杯目。一年ちょっとで100種類かぁ……だいぶ飲んでるなぁ。
いつも通りの一杯なのだけど、せっかく3桁なので、手持ちの中では少しスペシャルな感じのものを。
ということで今回はうちゅうブルーイングのNINJA。うちゅう初のBlack IPAということで、全然味の予想もつかなかったけど買ってみた。

実はBlack IPA、そんなに好きな種類ではない。
Black IPA自体には特に嫌な思い出とかはない。ただ、「黒いけどスタウトじゃない」というのが既にマイナス材料になっていて、それゆえに積極的に買ったり飲んだりはしていないのだけど。
うちゅうならそんな私を変えてくれるんじゃないかって、ちょっと期待。

感想

注いでみると香ばしいロースト感と、オレンジ系の柑橘の香り。
黒系のビールの個性と、IPAの個性が一緒にやってくる。
味もまた香りから連想できる通りで、IPAらしい柑橘の甘酸っぱいジューシーさが最初にやってきて、後からチョコレート系のビターな苦味が追いかけてくる。

率直に言ってしまうと、ちょっと人を選ぶ感じではあるかな、と思う。
このビールが、ではない。Black IPA自体が、である。
甘酸っぱさとビターさは、そこまで相性のいい組み合わせではないように思う。甘くて酸っぱくて苦いもの、というのは多分あまり経験することがない味なので、バランスが崩れるととっ散らかった変なものになってしまうんじゃないだろうか。
ただ、そこはうちゅう。絶妙なバランスで、甘すぎず苦すぎず、酸っぱすぎたりもせず、ロースト感のあるIPAとして成り立っている。
スタウトに関しては割とバランスに苦心している感があったけど、これはしっかりとうちゅうらしいバランスの良さが出ているなぁ。

温度が上がってくると柑橘っぽさは少し落ち着いてきて、ロースト感もしっかりと味わえる。パイントでぐいぐい飲むタイプのビールではないと思うけど、変化をつけたい時にはちょうどいいアクセントになりそうな。

そんな感じで100杯目。
以前のようにみんなで外で飲める日は当分先になりそうだけど、ビアギーク人生はまだまだ続く。

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