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クラフトビール日記:Hazy Labo First Light

雪が降るくらい寒いのに、花粉症もいよいよ本格化してきて二重苦。
そんな今週も今日で折り返し、今日飲むのはこれかな。
比較的近所にできた醸造所、Hazy Laboの一作目。まだ醸造所としてオープンする前に一度だけ行ってみたことがあって、醸造が始まるのを楽しみにしていたところ。
理論に裏付けされた「度数軽めのヘイジー」という独特な方向性への拘り、そのお味はいかに。
……といいつつ、既に現地で一度飲んでるんだけどね。

感想

グラウスを近づけただけでも感じられる甘酸っぱいシトラス感。もちろん、飲んでみてもそのシトラシーな印象は引き継がれる。
オーツクリームIPAのような、はっきりと感じられるタイプの甘みはほとんどないのだけど、香りの印象通りのフルーティなフレーバーに引き寄せられたかのような甘酸っぱさを感じる。
そして後ろの方にはメロン系の青い果実感もあり、舌にはしっかりとホップのグラッシーな苦味も残る。
後味には生野菜っぽいフレッシュな青さがうっすらと感じられるかな?

確かにハイアルタイプのヘイジーのような重たさがあるわけではないのだけど、重厚さとは違った部分でしっかりと飲みごたえを感じるタイプのビール。
度数が低くて満足度の高いヘイジーというと去年飲んだTeenage BrewingのI Got the JuiceやWCBのPeach Partyが思い浮かぶのだけど、それらのように甘みを伴ってフレーバーを感じるというタイプとはまた違う。
こちらはより強く、まるで度数の高いヘイジーのようにホップのフルーティなフレーバーを感じる印象で、系統は違えどこれはこれで低度数ヘイジーの新しい方向性を示すような一杯だと思う。

するする飲めるといえば飲めるのだけど、この度数でありながら、フルーティかつ甘さ控えめでしっかり苦みもある硬派なヘイジーなので、結構独特な路線だなあというのが個人的な印象。
どこのビールに似ている、とかそういう表現はあまり適さないオリジナリティのあるスタイル。
樽で飲んだ時よりも刺々しい感じが落ち着いて、柑橘の甘みをより感じるようになったかな?Hazy Laboさん的にはヘイジーも熟成を経て完成するものらしく、買ってから少し寝かせたのは正解だったかもしれない。

これはまだ一作目で、二作目以降さらにパワーアップしているので、それはまた次の機会に。
近所なので通いやすいというのも個人的には良いのよね。

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