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クラフトビール日記:うちゅうブルーイング SATURN
WCBのネメシスとか、Vertereの+27° 40' 42" 14.96とか、国産インペリアルスタウトでもハイレベルなものが増えてきた昨今。
そろそろ国産っていうだけでは甘い評価を付けるのが難しくなってきた。いや、それは良いことなんだけど。
今回はうちゅうブルーイングのSATURN。
カリスマ的な人気を誇るブリュワリーだけに、このSATURNが出た時は一部の界隈で結構話題になったような。
感想
公式通販のうちゅう戦争には一度も参加したことがないのだけど、どういうわけかこのSATURNは毎回飲めてる。
公式だと瞬殺だけど、瓶で買えるところもあるにはあるんよね。
そんなわけで今回のSATURNは3バッチ目、らしい。
1バッチ目はかなりエステル香の効いた、セントベルナルデュス・アブト12みたいなアビイビールっぽい感じ。
2バッチ目はがっつりメープルの効いたペイストリースタウト系。
個人的には2バッチ目の方向性が好きだけど、1バッチ目のバナナ感の効きまくった感じも悪くはないかなーと思ってる。
さて、そんな3バッチ目。
今回もメープルを使ったペイストリーな感じ……かと思いきや、フレーバーはコーヒー寄り。
ココアを使ってるらしいのでチョコの方が正しいのだろうけど、ビター感に加えて酸味もあるので個人的にはコーヒー寄りに感じる。
ブラックコーヒーの酸味を連想するからかな、と思う。
メープル感は後ろにこっそりいる感じ。
2バッチ目の時のバランスだと入れすぎと感じたのかな、今回はメープル感はかなり控えめで、甘みはあんまり感じない。
ボディは割と軽めで、何かフードが欲しくなる。
2バッチ目はかなり甘くて、それがボディ感にも繋がっていたのかな。今回はそこを抑えた分、ライトな感じになったのかも。
事前の評判では、今回の3バッチ目はあまり芳しくなかったのだけど。
個人的にはそこまで悪くはないかな……と思いつつ、でもやっぱりもうちょっとだけ飲みごたえが欲しかったかな、とも。
2バッチ目のバランスが結構良くて、これなら3バッチ目で完成するだろう……と思ったらちょっと配分ミスっちゃった感じ。
でも、うちゅうブルーイングも色々試行錯誤してる感が伝わってくるので今後も頑張って欲しいなと。
万人受けする、でもビアギークでも納得できるギリギリのラインを模索してるような印象なので、次くらいには大当たりを出せるんじゃないかなって。
WCBやVertereが安定してハイレベルなインペリアルスタウトを作ってくるので、うちゅうブルイーングもきっと、ひとつ道を確立させてくれるんじゃないかなーと信じてる。
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