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東海大学野球部の件

東海大学野球部の部員が大麻をやっていたそうで、活動休止だそうです。大麻は日本国の法律では犯罪ですので、やっていいはずがありません。

連帯責任については様々な考えがありますが、今回のケースでは活動休止も致し方なしと考えます。再発防止策や事態の詳細、過去にそういう選手がいたのか、いつからやっているのか等々が公になっていない以上、仕方ないのではないかと。

私は首都大学野球連盟のことはこれっぽっちもわかりませんが、安藤監督は2009年のHONDA都市対抗野球優勝監督で、社会人野球日本代表監督に就任したのち、退任して東海大学に行ったと記憶しております。

そして今年からコーチはMr.社会人野球西郷泰之さんになり。一度くらいは東海大学のユニフォームを着た西郷さんを見たかったな、と。現状処遇はわかりませんが、見れずに終わるかも知れません。

思うことは色々あるのですが。まず、寮内での出来事は監督の責任なのか?ということ。システムが良くわからないんですけど、大学生は学生といえども成人しているわけで、そこまで監督が言わなきゃいけないの?というのはある。一方で、なにか起きれば現場責任者が責任を取る、ということも理解はできる。しかし監督が100名近い選手の1人1人を把握するのは難しいでしょう。

以前大学ラグビーで選手権優勝していた関東学院大学ラグビー部の部員が同じように大麻をやって逮捕され、春口廣監督が辞めて、急速に弱体化したことがあった。あれは早稲田明治の大学ラグビーを望む圧力に飲まれたと私は感じたけども。東海大学は首都大学野球連盟の発起人?のような存在と聞いているのでそこまではないのかもしれないが。

以前三菱ふそう川崎コーチの桑元さんが武相の監督をやっている時、「メンバーが30人いたら30人勝ちたいと思ってくれれば良いんだけど、増えれば増えるほどそういう考え方を持たない選手が子供は出てくる」と話されていました。桑元さんも武相をベスト4?に導いたりしたけどそれ以外のところで・・でしたし。東海大学もおそらくこれで、「試合にデランネーし、大麻でも吸うか」みたいなのりだったのではと推測します。もちろん犯罪です。

これあくまでも私見ですが、野球エリートとして人生を過ごしている人間は、全員が全員とは言いませんが「野球が上手ければ何しても許される」と意識を持っている。

本来野球の前に法令遵守や道徳、モラル遵守などは当たり前だけど、それを理解できていない選手も残念ながら一部にはいる。実際高校、大学、社会人、プロそれぞれでありえないような不祥事を起こした人物はいます。

そういうときにいつも思うのだけど「野球を通じた人間教育」ってなんなんだと。よく高校野球なんかで、「うちは野球を通じた人間教育をしている!」と豪語する監督がいるけど、よくよく聞いてみると「挨拶をしっかり」としか言わなかったりする。なので挨拶をしっかりしていれば、違法行為をしても構わない的な認識でいるよう見受けられる人物もいます。挨拶や礼儀なんて、正直教育以前の問題。法令遵守がさきでしょ。

社会人野球に来ると、多くの選手は企業の社員になるわけですから、だいぶ意識は変わります。変わんないやつも、もちろんいるけれど。

他の連盟でもわいせつ事件などが発生しているし。少なくとも「野球を頑張っているから好青年」「野球青年は美しい」みたいな色眼鏡は、もうなくしたほうが良い。そして今回のような件で監督が罰せられるなら、それこそ監視アプリの導入などで24時間365日監視するしかない。

高校野球のように「球児は爽やか」「好青年」という考えや何かと選手に甘い風潮を見直し、厳しい目を向けていくことが重要ではないか。そういう意味でこの事件を各大学や高校野球が選手管理のあり方について考えるきっかけにしていかないといけない

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