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日本選手権決勝 三菱重工EAST対大阪ガス

遂に決勝。よくここまで来たという気持ちと、ここで勝たなきゃ意味がないという気持ちと。

ところが自分が指定した席がイメージと違うところで。一塁よりでしたが、周りはすべて大阪ガス応援の人々で。ほんらい大声での応援は禁止なはずですが、そこかしこから「っしゃあ」「っしゃあ」っと聞こえてきて、もうテンションが下がってしまいました。もっと一塁側に座るべきでした。

チケットについてはCNプレイガイドが返金に応じず、準決勝は間違えて買った1塁側も含めて2400円出してます。「間違いの返金には一切応じない」とのことです。そんな適当な会社が、許されるのね。

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1回裏、八戸がバントヒット。初回にパンチを放ちたいと感じていたので一気に・・というところで、盗塁。捕手が握れておらず、山なりなので完全セーフと思いました。アウトでした。ショートは一度タッチしようとして、なぜ二度目のタッチにいったのでしょうか? こういうのを見ると、社会人野球において盗塁という作戦は有効ではないなと感じてしまいます。

二塁塁審はそこにいるべきなのか。このプレーで、三菱に動揺が走ったような印象を受けました。「JABA大会みたいなノリでくるんだ」みたいな。気の所為でしょうか。もちろんこれがなくても負けていた可能性は高いです。

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2無題

20秒ルールもこの試合に限らず投げようとしたところで注意をしてきて、なんのためなのかよくわかりません。リクエスト制度も頑なに拒否して。誰のための社会人野球なんでしょうかねえ。

三菱はエラーで2回、3回と点を失う。八戸の二塁打で追いつき、行けるかなという気もしましたが。追い越せませんでした。

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本来3回位からエンジンがかかる大野投手ですが、5回に捕まった。ピンチのところでかえるのもありでしたけども。彼の力で日本選手権に来て、彼の力で準決勝まで来た。彼が打たれて負けるのなら、仕方ないです。やっぱり大野投手頼みのチーム編成になっていることが、影響したんでしょうかねえ。

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最大の山場は7回。久木田、矢野が連打で、安田が粘りを見せてライト前ヒット、満塁。

ところが江越海がショートフライという最悪の結果に。久保はセカンドゴロ。あまり打率が上がっていない2人だけに、代打でもいいかなと思いましたが。これでもう、あきらめムードでした。

長島投手が気合を見せて2点差を堅持してくれましたが、届かず。準優勝ということになりました。

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表彰式などを見ている時間はなく、ホテルで仕事へ。伯和ビクトリーズとの接戦、日本通運、東芝と倒し、NTT東日本の快勝。あれよあれよという感じでしたが、残念です。そして私は社会人野球で最も嫌う部分を見せられたような気分でしたが、言及するといろいろ叩かれるのでやめときます。

試合後泣いている選手もいました。将棋のタイトル戦もそうですが、羽生善治さんのように初めての優勝やタイトルがかかった一番で絶対負けない人と、なかなか勝てない人がいます。勢いで頂点に行ってほしかったので、残念ですが、森内俊之さんのように、負けを重ねながら研究して永世名人になった人もいます。それを目指してほしいですね・・。

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日本選手権準優勝したからといって、絶対に都市対抗に出られる保障はありません。とくに西関東の予選は短い分緊張感が半端ないので。まだ統合半年ですし、今回控えやベンチアウトに回った選手もレギュラーを狙っているはず。まだまだ強くなる要素を秘めていると思うので、都市対抗出場に向けて走り出してもらいたいですね。

個人的には大阪に5日間滞在して金もかなり減りましたが、コロナ禍でずっと家にいる生活をしていたので、気分転換にはなりました。少し大阪が好きになりかけていたけど、最後に強いパンチを浴びて・・・という感じでした。

統合チームについては、MHPS、MHI広島、名古屋の方々すべてが複雑な思いを持っていると思います。正直、MHPSと同じ熱量で応援はできていないけど、このチームがどこまでやれるのかには興味があるし、勝ち進むのは楽しかった。「来るな」と言われない限りは、見ていきたいと思います。

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