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「新体制くぴぽを見たぞ」という話

2024年1月8日、大阪・味園ユニバースにおいてくぴぽのワンマンライブ「10周年なのにもうアカン!まき誕2024ワンマン~新年新春新体制シャンソンショー~」(長い)が開催され、くぴぽは新メンバー2人を迎え6人体制となった。

僕はその当日は観に行くことができなかったが、2週間の後、1月21日に新宿MARZで開催されたくぴぽの自主企画「私立くぴぽ学園・TOKYO不登校」で6人のくぴぽを初めて見ることができた。

新メンバーの加入だけでなく衣装も一新したくぴぽの動画や写真などは、公式のSNSや、当日やその次のライブを撮影されていたオタクの方々によってSNSやYouTubeなどにアップされ、僕も確認することはできていたので、あとは生で見てのお楽しみという感じだった。

僕がくぴぽを追いかけるようになって3年と少し。
オタクとして幾度かのメンバーチェンジを経験してきたが、メンバーの卒業が伴わないメンバーの加入は初めてで、僕自身も周りのオタクも、とても好意的に受け止め、歓迎ムードであった。

それを受けて、新メンバーであるあやぴぃ、むぎこちゃんはとてもいい雰囲気でスタートを切れたのではないかと思う。
しかし歓迎ムードとは言え、長年地下アイドルのオタクをやってきた人間も多く、玉石混交、様々なアイドルを見てきたオタクばかりであるので、ステージパフォーマンスに関しては決して生ぬるい目で見てはいなかったと思う。

2人はそんなオタクたちの期待や不安をすべてかっさらい、“くぴぽ”として素晴らしいステージを見せた。(僕は動画しか見てませんが…)
ガチンコのステージ、間に挟まれるコント、新曲の披露、フロアライブと、コロナ以前と以後のくぴぽらしさが融合した“2024年のくぴぽ”を見事に体現していたのではないだろうか。
それはもちろん、この数年間くぴぽを守り、進化させてきたまきちゃん、しゅりちゃん、うのちゃん、ちあきちゃんの4人がいてこそすれ、というものだが、4人と2人、ではなく、まぎれもなく6人のくぴぽであったし、そのスタートは、非常に華々しく素敵なものとなったと思う。

で、僕はその2週間後に実際にその6人のステージを観たわけだが、まさに多くの人が味園ユニバースで目撃したように、最大級の衝撃と幸福をもって6人のくぴぽを受け止めることができた。

メンバーチェンジの際に一番変化が大きいのはダンスフォーメーションと歌割であり、4人から6人になったわけで、当然一人ひとりのパートは減っているわけだが、4人時代そのままのパートもありつつ、それぞれの声質やキャラクターに合った歌割に再編されており、違和感を感じないどころか、「ここは元々あやぴぃらしさがあるパートだったよな」とか「ここはむぎこちゃんのフレッシュな歌声が合ってるなぁ」とか、唸ってしまった。

ダンスのフォーメンションに関しても、くぴぽはコンテンポラリーなダイナミックな動きをするダンスが多いので6人で並ぶと圧巻であり、また揃えるパートはしっかりと揃えてきていて、さすがのレッスン量(個人個人でやっている分も含め)を感じた。

また、新曲「麺 OF LIFE」(作詞:竹内サティフォ 作曲・編曲:ONIGAWARA)が本当に素晴らしかった。こういった区切りの時にはどうしても「以前の体制の曲を新体制で歌う」ことになってしまうので、まっさらの状態で最初から6人で歌い・踊ることを想定して作られている楽曲を用意して披露することにポジティブなアティチュードを感じ取ることができる。
それが非常にポップで、キャッチーで、広く万人にアピールするものであるならばなおさらだ。
これからのくぴぽの代名詞の一つとなっていくであろう楽曲の誕生に僕は非常に興奮した。

ライブ後は全員とチェキを撮り、話に行った。
といっても、僕はそんなに真面目にできるオタクではないので、それぞれと本当にくだらない話をして、新メンちゃんたちには激励の言葉を送り(と思うが覚えてない)、いつもの感じで物販・特典会を終えた。

今のくぴぽは、本当にポジティブなパワーを備えていると思う。
これは僕が出会って以来、初めてのことだ。(出会ったのがコロナ禍なのでそもそもがあれだが)

くぴぽに出会えて、ここまでの歴史を傍らで観ることができて、僕は本当に幸せを感じている。僕が思うアイドルの楽しさ、面白さの醍醐味をポジティブもネガティブもたくさん味わわせてくれたことに感謝もしている。
もちろん、これは新たな始まりであり、ただの区切りに過ぎないのだが、地下アイドルのオタクとして、クソデカ主語で言っておきたい。

くぴぽ最高!!!!!


つづく…


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