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プラスチックリサイクルシステムのマシンと仕組みを作る「プラサイクルプロジェクト」〜CrowdVenture[冒険の地図]

プラスチックは元は石油

だから世界中を悩ませるプラスチックは
新たな「油田」だ

廃プラスチック油化還元装置

プラスチックを元の原料である石油に戻す
「廃プラスチック油化還元装置」
なるものはすでに実用化されている



http://kokusai-kankyo.moo.jp/



地域のプラゴミステーション

北海道帯広市の株式会社マテックが運営する『じゅんかんコンビニ24』
リサイクルゴミを収集するステーションだ

このような拠点に
「廃プラスチック油化還元装置」
を設置して
プラゴミはすべてそこで処理する

回収した油はその場で精製して販売する

ボリュームが「危険物取り扱い」の制約にかかるなら
この装置をガソリンスタンドに設置する

初期費用は公的融資で捻出し
油の売上から回収できるようなプログラムを作る

海洋プラスチックゴミ収集ドローン船

「廃プラスチック油化還元装置」を積み
海洋プラスチックごみを集めては
油に戻す船を開発して運用する

中型クジラくらいの大きさの無人の自律型ドローンで
世界中の海を年がら年中”勝手に”泳ぎ回って
プラスチックを食べまくる

エネルギーは還元した油を流用するから
燃料を補修する必要がない

貯まった油は安価で途上国に配給するとか?
途上国のエネルギー問題の解決にもなり
一石二鳥

建造費用は
環境意識の高いセレブから資金を集めて広告塔に
大いに”売名行為”をしてもらおう

『オーシャンクリーンアップ』の Slatくん

彼はこの技術知ってるのかな?

素晴らしい彼の実現力に
日本は技術で協力しよう

プラスチックを食べる酵素

日本の科学者が発見した
プラスチックを食べる酵素「イデオネラ・サカイエンシス」
それを元に
米英の研究チームが作製した“スーパー酵素”

マイクロプラスチック捕食クラゲ型ドローン

「プラスチックを食べる微生物」を「体内」に持ち
世界中の海中を勝手に泳ぎ回って
マイクロプラスチックを食べまくる「クラゲ型ドローン」を
開発して世界中の海へ解き放つ

マイクロプラスチックを集めて”運んで”くるのでなく
”自腹”で処理することがポイント

海中を永遠に漂っていればよく
決められた”目標”に向かって自力移動する必要もないので
航行機能は不要

ドローンの目的は
マイクロプラスチックを収集して”濃縮”することにある

微生物の処理速度はかなり遅いから
それに合わせていたら肝心の回収は進まない
そこで「胃袋」を多重にして一時保存する

間違ってクジラなどに食われないようにするには
大きさを巨大にするとか
クジラの嫌う音とか化学物質とかなにかを身に纏うとか
考えなければならない

それと課題は
海水からマイクロプラスチックだけを漉し取る方法
静電気とか使えるだろうか
ただ電子機構を組み込むとすると
それが再びゴミにならないような形にしなければ
本末転倒になる

プラスチックの未来

本当に世界中プラスチックだらけだ
これは人類史上の最大の発明品のひとつなのは間違いない

だからそれを完全に捨て去るのは
おそらく現実的ではない
少なくとも相当のパワーと時間を要する

だからこそ「リサイクルシステム」を完成させること
それが現実的な道だ

高校生のチェンジメーカーBoyan Slat

プラゴミ問題と言えば
海洋ゴミ回収プロジェクト「The Ocean Cleanup(オーシャン・クリーンアップ)」を立ち上げた
オランダのBoyan Slat氏
彼を紹介せねばならない

発案は高校生16歳の時
卒業後18歳でスタートアップした

彼は別にスペシャリストでもなんでもない

ただ「思い」だけで
世界中から資金とスペシャリストの仲間を集めて
現実のチャレンジをしている

大事なのは「思い」

「思い」があれば変えられるし
「思い」がなければ何も動かない

だから若いキミにもできる
若いからこそできる

もうひとりの高校生チェンジメーカー

この記事でたまたま見つけたチェンジメーカー
彼女のことも紹介したい

高校生でプラスチックリサイクルの研究を開始し
大学在学中に
プラスチック処理に特化した研究会社「BioCellection」を設立した
カナダのMiranda Wang氏

ふたりとも始まりは「疑問」
身の回りで起きていることに「おかしい」と思う気持ち

そしてそこから行動を始めたこと

多分そんな若者は世界中に何人もいるだろう
この国にも

ふたりにもう一つ共通していること

それは「孤軍奮闘じゃない」こと

「思いをもって仲間とともに冒険の旅に出よう!」

それが『CrowdVenture』のコンセプト


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