ARMORED RIKISHI
「このような蛮行、到底許せぬ!それでも7代目雷電為衛門襲名者か!!」
「雷電襲名は、もはや俺の眼中にない」
サンダーボルトは腰に左手をかけた。
「俺こそが天下に無双の…史上最強の横綱になる!」
鋼の廻しがサンダーボルトの腰に巻き付き、積層光の化粧廻しがその上に被さる。
服が弾け飛び、筋肉の鎧と脂肪に覆われた裸体が漆黒の全身装甲で鎧われ、
余剰エネルギーが高熱の水蒸気となって関節から排気される。
暗黒のアーマード力士がそこにいた。
バーニング海は一瞬だけ瞑目すると腰に両手をかけ