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エッセイ

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#同棲

「即時通知」と「見える化」ができるB/43のおかげで家庭のお金の改善が楽しくなった話。

「ちょっと電気消しなよ」 「水、出しすぎじゃない?節約しなきゃ」 「クーラー消して!」 家の中でこうした言葉をパートナーから聞くたびに、イライラしてしまう自分がいた。なぜ不毛な節約をしなければならないのか。終わりのない苦行に身を投じているかのような気分となった。 同棲を始める前は気にならなかったお金の話が、いざ同じ家に暮らし、生活費を支払うとなったときに問題として顕在化した。 どうしてもパートナーとお金の話をするのが嫌だと感じてしまう。 その理由は3つある。 ・どちら

「怖い」という感情に対する処方箋

怖い。 と漠然に感じる時がある。水槽の中で快適に泳いでいたのに、いきなり砂の上に打ち上げられるような。じわじわとゆっくり水分が減りながら露頭に迷うような感覚。 最近だと、4月に入ってきた新卒の自己紹介を聞いた時に感じた。 学生時代のきらきらした経験を自信満々に語りつつ、初々しく緊張しながら話す姿が、とても儚くきれいに見えた。 周りの社員は、自分の昔の姿を重ねながら、これから増える仲間への期待を胸に、熱心に一人ひとりの自己紹介を聞いていた。 その脇で私は、怖いという気

シチューを作ると「ガラスの天井」が崩れる音が聞こえた

「これは食べ物じゃないから捨てるね」 大学2年生の秋。この言葉を聞いて以来、私は料理を辞めた。当時付き合っていた彼女に言われた言葉だ。 大学の近くに一人暮らしをしていた私には、半同棲をしていた彼女がいた。正確にいうと、門限が厳しく、夕方になると実家に帰るような人であった。 そんな人が、今日は両親が旅行で出かけているから...という漫画でしか聞いたことがないセリフを言って泊まりに来た。 普段なら絶対起きていない時間帯まで、映画を観たり、夜通し話をした。電気を消して天井を