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【バトンリレー企画2022】石の上にも三年!

(⊙︿⊙`;)むむむ
何か回って来たよ!
しかも、私が大ファンの山根あきらさんから♡

あきらさんは、肩書きは『妄想哲学者・英検1級、ドイツ語検定2級、🧮日商簿記2級。経済学部卒。趣味は語学』で多才ながら、最近はイラストを描かれたり、俳句や小説を書かれたり、エロ書か(描か)れたり(〃艸〃)、バラエティに飛んでいて面白い♪
😎「真面目にふざけよう!」を実践されてます!
そんなあきらさんからのご指名、受けない訳にはいきません😅


この企画は、私が以前、別の企画でお世話になった事のあるチェーンナーさんの企画です👇


~心に残るあのエピソードをあなたへ~
『石の上にも三年』


私は大学を卒業し、いわゆる1部上場企業のメーカーへ就職した。同期はそこそこいる。
私の配属は本社資材部。
初めの1か月(大阪で2週間、東京で2週間)は研修である。まだ学生気分が抜けず、初めは随分と人事部の人に怒られた。けど、同期の結束も強まり、とても楽しい期間だった。

そこから、皆それぞれの配属先へ分かれる。本社に残る者や、東京支社や大阪支社や各営業所へ各々散って行った…。
その頃は、かなり多くの新入社員が採用されていたので、同期は数人づつ一緒の部署が多かった。

なのに、私は本社資材部新入社員1人だけ。
しかも、皆、広いワンフロアにデスクが島となり部署が分かれているというのに、私の部署は、別のフロアの重たい扉の向こう。しかも絨毯張りの閉ざされた部屋。その上その上、本社資材部は課長以上のオジサンばかりの部署だった…。(>︿<。)

その事実を知って、どれだけ落ち込んだ事か・・・。同期のみんなにも同情されたわ。女友達だけでなく、男の同期にも「大丈夫?」ってすれ違いざまに声を掛けられる。
『隣の芝生が青く見える』ってこの事よ!
他の部署の同期が羨ましくって羨ましくって…。
いや実際、灰色の絨毯で暗い(雰囲気の)部屋だったもん(泣)
暫くは悲しかった。

でも、昼食の時間に同期と一緒に食堂に集まり、女性の多い部署の子の話を聞くと、色々と何人か大変な先輩がいる様で…、逆に私は、オジサン達の中1人でのびのびさせてもらって、案外気楽だったと気付いた。

オジサン達は癖のある人が多かったけど、飲み会を重ねるにつれ、普段の仕事でも、軽くあしらう方法も身に付けていったし、それなりに会話も楽しかった。

そして、資材部という部署が良かった。何しろお客様が多い。一日に幾つか手土産をもらえる。これが、女性1人の私の采配に任されるわけ。もちろん毎日の様に、あの重厚な扉の向こうでお茶会が開かれる。(その為の個室なのか😅?)ご察しの通り、小太りのオッチャンが多かった。毎日甘いお菓子を食べてりゃそうなるわ(笑)

だから、余ったお菓子を持って、私は先ず受付へ行き「〇〇会社からのです」と渡す。
時には、総務・経理や営業さんを満遍なく回る。(顔を売って回った😅)

また仕事は、本社機能の取り纏めとして忙しかったし出張もあった。とてもやり甲斐があったし、それなりに楽しくやり過ごしていた。


そうやって3年程過ぎた頃、とってもイケメンの営業さんが転勤して来た。シュッとしていてスタイルも良くて、ダサい本社ビルに相応しくないスタイリッシュな人だった。
そして、ある日その人が私に声を掛けて来た。気に入ってもらって…とかではなく、なんと私の親戚の叔父さんとトライアスロン仲間だったの。その人は、とても目立っていて直ぐに噂になった。「かこさん、何で森川さん知ってんのー!」
それからは、見かけたら声を掛けてくれるので、会社生活がより楽しくなったのは間違いなかったよね。


入社して、一時はこれから先やって行けるか…と心配で憂鬱だったけど、お菓子と森川さんのお陰で、何とか資材部の『可哀想な子』からは脱却出来たよ。


私は事ある毎に、あの暗くて重たい扉の向こうから抜け出した。断然、あの個室より、フロアの営業さん達の方が活気があり明るいんやもん!
すると、また転機が訪れた。

「かこさんに白羽の矢が当たったよ!」
労働組合の女子部の役員に選ばれた。
この組合活動が結構楽しかった。

私は会計担当となった。
一人2年間で2万円無利子で借りられる『貸付け金』という制度があった。
勇気のある輩達が、時々、重い扉を開けて資材部へお金を借りにやって来ては、少し雑談してくれる様になった。勇気ある…というのは、扉が開くと、中のオジサン達が一斉に振り向く。営業さんだと、箱入り娘に何の用事か?みたいな目で見られるわけ(笑)(営業さんが教えてくれた😅)


そして時は過ぎ、労組で一緒になった人と恋愛したり、遠距離になったり、何やかんやありーの、そして、社外の人と結婚して、産休と一年間の育休を取って復帰する時には、ちょうど会社で大きなプロジェクトが立ち上がるタイミングだった。

会社の同じ華道部でダイビング仲間のやり手の先輩が、私を推薦してくれ、資材部から転属になりそのプロジェクトに入れてもらえた。
出張や残業も多かったけど、今、会社の転換期の渦中にいるという自負もあり、とてもやり甲斐があった。


結局この会社で13年勤めた。


余談になる。
会社を辞めても年賀状は続けていると、一昨年、突然その時の部署の方からお電話をいただいた。
その時のプロジェクトメンバーの近況を教えてくれ、ある人は途中退職、ある人は定年退職したから、みんなで集まろうという話になっていると。

私も当時が懐かしく、参加する事にした。

ところが、主婦の私は出にくいだろうからと、私が住む街まで来てくれるという。
エッ!マジですか・・・Σ(゚д゚;)
その上、大阪からわざわざこんな田舎まで来て疲れたのか「ここでえーやん!」と、私が普段お買い物をするイオンの横のガストにズカズカと入って行った。

え"~、勘弁して!
メチャ顔割れてるんですけど😅
誰にも見られたくない状況…。
その当時は精鋭揃いだった方々だけど、その時の面影はどこへやら…。(私もすっかりオバサンですが…😅)
今はのんびりマイペースなおじ様方で、私は制御出来ず、超ご近所のガストで食事会でした…。楽しかったです(笑)


そんなこんなで、人生どこで転機が訪れるか分からんよ!って話。
置かれた場所で、一度は踏ん張ってみるのが良いんじゃないかな。
但し、私は見た目の環境は地味過ぎて、新入社員のさぁ、頑張るぞって時に出鼻をくじかれた感じだったけど、別にセクハラがある訳でも無く、可愛がってもらったし、人間関係で悩んだ事は無かった。
これが、セクハラがあったり苛めのある環境だと、暫くは踏ん張ってみて、ダメなら、闘うか逃げた方が良いと思うのだけど。


こんな私のOL時代。ここで数々の社会勉強をさせてもらった。
人生は一度きり。人生は夢だらけ。
私も環境に負けず、楽しい方向に転ぶ様に努力したな・・・と振り返る。



長々とお付き合い頂き、ありがとうございました。
では、次にバトンを渡したいと思います。

私が大ファンのゆきじのすけさん♡

とても面白可笑しく、幕末の歴史を連載されています。
ところが、この連載以外の記事を見た事が無い…。無理かな…。ダメ元で、
「ゆきじのすけさん!バトンをお渡し致します。無理のない範囲でお願い致します。」

もうひと方は、大好きなはそやmさん♡

いつもイラストが楽しいWebライターさん。
最近は、旬のナス記事で「なすやm」に変身し、私も便乗して「かこやm」に変身するという…、楽しいnoteのやり取りをさせて頂いております🎵
「はそやmさん!バトンをお渡し致します。無理のない範囲でお願い致します。」


最後になりましたが、チェーンナーさん、あきらさん、楽しい企画を繋げて頂き、ありがとうございました*.(๓´͈ ˘ `͈๓).*

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