バリカン散髪のコツ
最近はじめてバリカンを買ったという人が増えてきたらしいですが、丸坊主にするなら地肌に沿わせてひたすらジョリジョリしてれば同じ長さでカットできますが、トップを少し長めにしたい場合はコツがいりますよね。
そこで、実際にバリカンでトップ長めにカットするときにやっている手順とコツをまとめました。
バリカンはコーム可動式がおすすめ
タイトル画像のものは実際に10年くらい使っているフィリップスのバリカンで、コーム(くし)部分が3mm〜21mmまで2mm間隔で長さを変えられます。
上記モデルはもう絶版ですが、下記のような最新モデルは1mm間隔でコームを調節できるようになっていました。
長さの違うコームアタッチメントがいくつか付属しているタイプだと、トップと耳周りやもみあげなど場所ごとに長さを変えるときに、アタッチメントを付け替えなければいけないし、使ったパーツの数だけ掃除の手間も倍増します。
長さ調節機能が付いているものなら、大抵スライド式かダイヤル式で片手で簡単に長さを変えられるので、こまめに長さを変えながら仕上げられるのでとても便利です。
使用時の摩擦で刃が砥がれて切れ味が維持される自動砥ぎ機能や、油差し不要(※要油差しタイプは切った毛が油に固着して掃除が大変)のものを選ぶと、長く楽に使えておすすめ。
上記フィリップスのモデルはそれら機能を網羅していて数千円なのでお得だと思う。
トップ長めの簡単なカット手順
例:トップ13mm/襟足3mm
1. 15mmで全体をカット
2. 3mmで下から上へ垂直にカット
3. 5mmで下から上へ垂直から10度くらい傾けて角を削る
4. 以降2mmずつ長く&10度ずつ傾けながら角を削っていく
5. ブラシを通したり手でガシャガシャして髪を立たせる
6. 飛び出ている部分や段差を削っていく
7. 鏡から一歩離れて全体のシルエットをチェック
8. シルエットを見ながらトップの長さや形を整えて完成
※慣れないうちは少し長めの設定でやってみましょう。
トップ長めの簡単なカット手順(解説付き)
例:トップ13mm/襟足3mm
1. 15mmで全体をカット
※ミスってもリカバリーできるように仕上げより長めでスタート
2. 3mmで下から上へ垂直にカット
※襟足から地肌に沿わせてカットしていき、バリカンが垂直を向いたらその向きを維持して上方へまっすぐ通過させる
↑これで上部15mmの半円とサイド3mmまっすぐの境目に角ができたはず
↓ここから境目の角を削っていく工程
3. 5mmで下から上へ垂直から10度くらい傾けて角を削る
4. 以降2mmずつ長く&10度ずつ傾けながら角を削っていく
↑角度を維持して通過させることに集中すると上にいくほど少しずつ長い状態になるはず
↓ここからは仕上げの工程
5. ブラシを通したり手でガシャガシャして髪を立たせる
6. 飛び出ている部分や段差を削っていく
※目測より長めで当ててまだ長ければ1段階短くすると安全
※めんどくさがっていきなりドンピシャ狙って短かすぎると陥没する
7. 鏡から一歩離れて全体のシルエットをチェック
8. シルエットを見ながらトップの長さや形を整えて完成
※トップが極端に尖らないように、トップからサイドにかけて自然な丸みになるように仕上げる
ポイントは「角度を維持して通過」
頭の形に沿わせてバリカンを走らせると頭の形がそのまま出てしまうので、決めた角度で通過させることで徐々に角を削っていくイメージを意識すると良いです。
慣れるまではフリーハンドだと安定しないので、クシをあてて角度を決めてクシに沿ってバリカンを走らせても良いでしょう。
クシを使う場合はクシの厚み分だけ毛が長くなるので、バリカンのコームを短めにしたり外したりして調節しましょう。
トップはじっくり、サイドはとにかく短く
上部がデコボコせずキレイにできるとよく整えられて好印象になるので、焦らず集中して少しずつ仕上げていきましょう。
サイドについては、とにかく短く切りそろえていればキレイに見えるので、短めのコームで何周かバリカン走らせてジョリジョリ音がしなくなればOK。
慣れれば音と手触りで判断できるので下部はほとんど鏡で細かくチェックしてないかも。
準備から片付けまでの流れ
慣れれば15〜30分くらいで片付けまで完了できるようになります。
最初は1時間くらいかかっても焦らずいきましょう。
場所:浴室がおすすめ
※掃除後すぐシャワー浴びられる&他の部屋に髪が飛び散らない
※カット後に掃除機かけやすいように床が乾いているor拭いておくこと
道具:バリカン + メンテ用ブラシ + 掃除機
※バリカンに付いた毛もすぐに付属ブラシで掃除すること
※切り始めてから足りない道具を取りに行くと掃除が大変なのですべて揃えてから始めること
服装:パンイチ or 全裸
※服についた短い髪は取れにくいのでなるべく服は少なく
カット:本note手順通り
片付け:
1. 頭をガシャガシャして切った毛を払う
2. 全身をさすったりはたいて毛を払う
3. バリカンについた毛をブラシでキレイに払う
※コームを外してコームの取り付け部分や刃の溝、スイッチ周りなど細かい場所もキレイに
4. 掃除機で床掃除
※足の裏にも毛が付いているので要注意
※何度か立ち位置を変えつつ体を払うと結構落ちてくる
5. 道具を洗面所に退避してシャワーを浴びる
※シャワー浴びたら服を着てOK
6. 道具をしまう
セルフカットは手軽さが武器
バリカンに限らず自分で髪を切れるということは、気づいたときや時間があるときに気軽にカットできるということです。
カットした翌日にデコボコや1本だけ飛び出てる長い毛を見つけてもサッと整えられるので、1回で最高の仕上がりにしようとは気負い過ぎず、後で気づいたとこがあればその時直せば良いというふうに気楽に捉えておくと良いと思います。
もし切りすぎてしまったとしてもそのうち伸びてくるんだし、深刻に考えずに楽しみましょう。
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