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編集4.0

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「編集」に関する対談やインタビュー。編集力の新しい可能性を探ります。
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事業と企業の編集。企業を成長させる「ブックマーケティング」という手法について

既存のマーケティングに限界を感じている成長企業が注目するマーケティング手法があります。 企業のストーリーを書籍にして発信する「ブックマーケティング」です。 広告やプロモーションだけでは突破困難な成長の壁を、コスト効率良く乗り越えられる方法です。 本という最も密度の濃いコンテンツを活用し、深い共感を得ることで、ブランディング強化、営業支援、リクルーティングなど、あらゆる効果を期待できます。 クロスメディアグループでは、経営者の想いを言語化し、企業の課題解決する書籍を年間

書店が「社会を編集」する。独立系書店書が生み出すコミュニティ【編集4.0】

クロスメディアグループは、書籍をつくることだけではなく、書店との関係性を大切にしています。その一環として、独立系書店でのイベント開催を通じて、読者と書店の新たな出会いの機会を創っています。 例えば、代々木上原駅徒歩1分の場所にある書店「CITYLIGHT BOOK」のご協力のもと、著者を招いたトークイベントを定期的に開催。毎回、定員いっぱいの大盛況となっています。 同店は、1階にバーを併設、2階にイベントスペースを設けており、本の購入だけではなく、人の集まりを生み出す機能

出版社が人気企業TOP10に4社入り。進化系出版社の特長から見える「編集力」の未来

インターネットの時代。「斜陽産業」と思われがちな、出版業界ですが、2023年の人気就職企業ランキングでは、TOP10のうち4社が出版社でした。 業界イメージに関わらず、「IP」「デジタル」「グローバル」による事業展開で、挑戦と成長を続ける出版社が就職先に選ばれ続けています。出版社の大きな強みである、コンテンツの企画、そして制作力。その背景には、出版社ならではの「編集力」があります。 クロスメディアグループ代表の小早川は、編集者の持つスキルを応用することで、人、組織、そして

【編集4.0】ビジネスの成長を加速させる、新しい編集力とは|編集家・松永光弘氏×小早川幸一郎

今回は、話題書『伝え方』の著者・松永光弘氏と、ビジネス書編集者で当社代表の小早川の対談をご紹介します。 松永氏は「編集家」として、出版だけでなく、企業のブランディングや広報、サービス開発、教育事業、地域創生など、さまざまなシーンで「人、モノ、コトの編集」に取り組んでいらっしゃいます。 編集スキルや視点がビジネスや事業を成長させていく上で大切な理由について、語っていただきました。 「編集」とは対象を「価値化」すること 小早川:松永さんは本当にいろんな分野で「編集」を活かし

【編集4.0】進化する「編集」。iPhoneもディズニーランドも「編集力」から生まれた

日本マーケティング学会2代目会長を務めるなど、マーケティングおよびブランディングの第一人者のひとりである中央大学ビジネススクール名誉教授の田中洋先生と数々のビジネス書籍のベストセラーを生み出してきた編集者で当社代表の小早川幸一郎が「編集力」をテーマに対談しました。 今回はそのトークセッションの一部をご紹介します。 進化する「編集」 田中:小早川さんの定義によると、編集というのはコンテンツ づくりだけでなく、人や企業、あるいは事業、さらには社会の要素 をうまく整えたり、何