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文章はうるし塗り?読んでもらえる文章

「自分にしか書けないこと」を

「誰にでもわかるように書く」

書いたものが面白いというのは、

その人にしか起こっていない。

その人しか考えないこと。

その人しか思いつかないことが

とても読みやすい文章で書いてある。

それがみんなの心を動かす。


「書くのがしんどい」

という本を読んでみました。

僕自身の備忘のため。

文章を書く上でのテクニカルな

部分を抜き出しています。

本の内容としては、他に企画の立て方や、

具体例が例文とイラスト入りで

書かれております。


★「書き手」「編集者」を自分の中に持つ。
 まずは「書き手」として、
 ひたすら主観的に書いていく
 最初の段階では考えすぎない。
 まずは書き出していく。
 隙だらけよい。後で直せばよい。
 気持ちよく書くことが大事。
 最初から完璧を目指すと。
 前から一文一文編んでいこうとしてしまう。
 だから結局、書けずに終わってしまう。
 全て書いて全体像がつかめたら
 ゴールも見えモチベーションも
 維持しやすい。

 書くだけ書いたら。「編集者」モード
 「一番言いたいことはなんだろう?」
 「この順番で伝わりそうだな」
 などと思考を整理していく
 
 ・てにをは。
 ・文章の間違い
 ・論理の整合をとる
 ・言い過ぎはないか

 と客観的に整理していく。


★記事のネタはどこから探す?
 作家マインドではなく。
 編集者マインドに切り替える
 自分のことを書こうとするのではなく
 自分の外にあるものを「伝える」
 他人のこと、
 まわりのことを発信しようとすればいい。
 なぜ?それが自分のコンテンツとなるのか?
 例えば自己紹介をするとき。
 「〇〇県出身で、
 こういう会社に勤めていて、
 こんな街に住んでいます」
 も全て「他者」の話。他者を語ることで
 「自分の輪郭」が明確になっていく

★わかりやすい文章とは?
 読む速度と理解する速度が
 一致する文章

 そのためには書き手が
 内容をきちんと理解している。
 書き手が理解していないものは
 読み手も理解できない。
 読みながら、すーっと脳に
 染み込んでいくような文章が
 わかりやすい文章

★わかりやすい文章を書くために。
・一文は短い方いい。
 1文で1つのことを伝える。
 1度に複数伝えようとすると。
 わかりにくくなる。

・不要なものを削る
 説明しなくていいものを削る
 「朝起きると」→「朝」
 (だいたい起きるもの)
 「空が晴れていて」→「晴れていて」
 (晴れているのは空に決まってる)

 「私は」「思います」を削る
 「思ってる」から書くので不要なことが多い

 〇〇ですが、〇〇なのでは危険
 文をつなぐために「が」を
 使い始めると文がややこしくなる。
 無理に繋がず、文を分けよう

 余計な「という」を削る
 僕の夢は出版社を作るということです。
 →僕の夢は出版社を作ることです。

 前置きを削る
 本題から入らないと。
 最後まで読んでくれる可能性が
 少なくなるため。

 本当に、とても、すごくといった
 強調の言葉も使いがち

 「私は」と、あえて言わなくても
 わかる場合が大半です。

・噛み砕いた表現に換えていく
 進歩→進んでいる
 向上→上がっている
 到来→きている

・4~5行くらいで改行する 
 まず改行を多めにして
 「読んでもらう」ことを目指す

・迷ったら「ひらく」
 出版業界では、漢字を
 (ひらがな)に することを「ひらく」と
 いう。ひらくことで読むスピードが落ち、
 そこに注意を引きつけられる
 全体のバランスを見て「ひらく」

・「固有名詞」で魅力は倍増する
 固有名詞を入れることで文書は
 魅力的になる。
 自分しか知りえない情報が入ることで
 描写にリアリティが出て面白くなる。

・身体感覚を伴う表現をする。
 その金額の高さに驚きました。
 →その金額を見て目が
 飛び出しそうになりました。

・「  」を効果的に使う
 大きく2つの役割。

 一つは、独り言や会話
 もう一つは、分割、強調で使う

・冒頭で先制パンチを浴びせる
 基本的にはタイトルや内容で
 「自然と読んでしまう」
 ような文章を目指したい 

 「冒頭、1行目でつかむ」
  例:給料は麻薬だ。 
 毎月決まった日に
 お金が振り込まれるというのは、
 得も言われぬ安心感を与えてくれる。

 人はツイッターを見て。
 0.2秒くらいの無意識の時間。
 読むかどうか判断する。
 その0.2秒でなんだろう?と
 思ってもらって、
 読んでもらえないといけない。 

・単調な文面に「動き」をつける。
 スマホのワンスクロール内に1つは
 「見出し」「太字」を入れる。
 パッと見て。一瞬で文字が
 入ってくることが大事。
 コンマ何秒で「読みやすそう」
 思われることが大切。

・読み手に前提知識がどれくらいあるか?
 伝えたい相手にどれくらい知識があるのか?
 何がわかっていて、
 何をわかっていないのか?
 そこを先回りして想像した上で
 文章を書くことも大切
 「中高生」にわかるように書く
 「中高生」は、どの業界にも
 属していないし、
 前提知識が共通しているため。

・「たとえ」の達人になる
 自分なりの「たとえ」を
 見つけることができれば
 それは新しいものになる。
 自分だけの言い回しができれば
 それが個性になる


★ターゲットは「自分」

 自分が読みたいものを書き。
 自分が買いたい本を作る。

 「たった一人に届ける」
 自分の父親が読みたいと思うもの
 姪っ子の〇〇ちゃんが読みたいと思うもの
 
 一人に突き刺すから。
 そこに火がつき、周りに広がっていく。

★【重心】のある文章になっているか
 1つの文章で言いたいことは、
 ひとつにする。これが原則

★その文章にサビはあるか?
 面白い文章、印象的な文章にも
 サビがあります。 
 サビとは。「これが言いたいんだ!」
 というメッセージであり
 「グッとくる」ポイントです。

 10万字の本でも。
 140字のツイートでも。
 このグッとくる部分があるかないかが、
 その文章の面白さを決めます。

 サビを作るコツは言い切ること
 1度はバシッと言い切る。
 すると強い言葉になりサビになります。

★【結論】は先に言う。
 それを補強するために
 「理由」「例」「詳細」いいます。


★読まれない文章には
「あるもの」がありません。

 それは「読む動機」です。
 薬のパッケージには成分と効能が書いてある
 だから人は飛びつく
 メリットが示されているものに
 人は反応する。

★ネガティブな感情は「昇華」してネタにする
 「不機嫌な上司がいてウザい!」ではなく
 →「上機嫌な職場の方がうまくいく」
 とポジティブ発言に変換してから
 発信したらいい。

 ネガティブな感情はエネルギーなので、
 抑え込むのはもったいない。
 だからポジティブに
 変換して発信すればいい。


★ビジョンを描いて発信しよう。

 大切なのは自分なりに目的を持って
 「ビジョン」を描いて
 ツイッターをやること

 僕の場合は「出版社を作りたい」という
 夢があります。
 だからツイッターも、ライターや
 編集者に見てもらえるような
 ものにしようと思いました。
 僕のところに編集者やライターが
 集まるような状況にするには
 どうすればいいかな。
 と思いながら発信してきました。
 まずは「自分がどうなりたいか」
 という絵を描こう


以上です。

文章を書く上での大きな流れ、
概要が詰まっていたので
僕的にはなかなかよかったです。

項目で分けた内容の詳細は、
具体例を見ながらだと
より分かりやすいかと思います。

またネタの見つけ方。
企画の立て方。
膨らませ方なども
載っています。

もしよかったら本書を
手にとって見てみてください。


まだサポートを受けるところまで気が回っていないのですが...作っているカルタの印刷費にまずは回して形にしようと思います。作っているものを自費で作って営業がかけられるようにしようと思います