01. はじめての裁判所
この記事は、私が裁判傍聴した時のことを、記録するために書いています。
2021年11月4日、私ははじめて裁判所へ行きました。
裁判所に到着
時間は朝の10時過ぎです。
後輩からのアドバイス通り、朝から裁判所へ向かいました。
駅から裁判所までの道のりには、スーツ姿の人が多く歩いていました。
オフィスが多く位置する淀屋橋・北浜エリア、歩く人全員が裁判所へ向かうはずがないのですが、弁護士さんかな?事務の方かな?と、全員が裁判関係者であるように見えるばかりです。
すでに胸がどきどきでいっぱいでした。
1人で大阪地方裁判所へ入りました。
警備員さんが複数人いる中、一般人専用の入口を通ります。
所持品検査✂️
後輩から教えてもらったとおり、この大阪地方・高等裁判所では、入庁者に対して、所持品検査が行われていました。
ハサミなどの刃物を所持していたら、没収だそうです。
空港での監査と同じような流れで、一瞬でした。
開廷表さがし📕
まず、私は開廷表を探しました。
開廷表とは、その日裁判所のどの法廷で、何の訴訟が行われているかが記された、一覧ファイルです。
裁判所に入ったら開廷表を見て、どこに行くか、何の訴訟をみるのか決めます。
しかし...
開廷表はどこだ...?
開廷表は、入口近くにあると認識していました。
そして、実際、入ってすぐ右手に置いてありました。
ですが、私はそれに気付くことができず、とりあえず1階をウロウロしました。
裁判所内にも小さな売店があるんだなー、と見つけたり。
意外と人がたくさんいるんだなーと感じたり。
迷子同然でしたが、そのおかげで、裁判所の雰囲気を感じることができた気がします。
1階を1周したところで、入口に戻ると、人が数人並んでいる光景が目に入りました。
その先頭にはファイルが置いてあり、開廷表の場所をようやく見つけました。
㊟本当に、入口をぬけて、すぐ右手にあります。
開廷表を探すのに少し時間がかかりましたが、館内をぶらーっと散歩したことで、緊張がほぐれ、堂々と傍聴に来た人間として歩いている!と自分で思いました。🏃♂️
考えていた通りに事は進まないな、と再認識した日でした。
開廷表をみる📖
ようやくようやく、開廷表を開きました。
開廷表は、地裁の刑事ファイル2つ(同じもの)、地裁の民事ファイル、高裁のファイルと、全部で4つありました。
後輩のアドバイスに基づき、地裁の刑事ファイルを開きます。
自分はどんな内容の裁判を興味深いと思うのか、裁判によって何が違うのか、それを知るためにも、まず複数の傍聴経験が必要と考えていました。
新件で、罪名が軽いもの、外国人はNG…。
30程度の案件が載っており、条件に当てはまるものを、とにかく全て選び、時間と場所をメモしました。
裁判所内では、写真を撮ることはできないため、紙とペンは必須です。
私は書きやすさを求め、ボードも持って行きました。
また、裁判所に来た人は、必ず開廷表に目を通すため、長時間みていると邪魔になってしまいます。
そのため、とにかく素早くメモをとり、離れた場所で何をみるか考えました。
そして、時間と罪名から、私ははじめにみる案件を決めました。
多くの法廷を覗きましたが、特に一連の流れをしっかり傍聴した、4つについて、書き記したいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
引用写真
絵本:はじめてのおつかい
作:筒井 頼子
絵:林 明子
出版社: 福音館書店
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