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カッティングが劇的に簡単になるチートアイテム2つ

カッティングは難しい。リズム感、ピックの持ち方、左手のミュート、手首の力の抜き具合、etc. 全てが揃わないと、綺麗な演奏にならずなかなかコツを掴むことすらできない。

カッティングを弾く上で長年悩まされていた問題は「カッティングを続けているとピックの位置がずれていってしまうこと」「ミュートが不完全で余計な音がなってしまうこと」の二点だった。練習を続ければ改善していくのだろうと考えていたが、なかなか改善しなかった。

コツを掴むきっかけとなったのが、水泳で言うところのビート板のような二つのチートアイテムだった。チートアイテムの力を借りて「なんかカッティング出来てるぞ」という感覚で気持ちよく演奏しているうちに、コツが掴めてチートアイテム無しでも演奏できるようになっていくというものだ。

それぞれ安ければ1000円〜2000円前後で購入できるので、カッティングで悩んでいる人には強くお勧めしたい。

GORILLASNOT

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弾いているうちにピックがずれてしまうことを相談したら、溝下優也さんが教えてくれたのが滑り止め防止剤のGORILLASNOTだった。ベタベタした松脂で、これを指につけてピックを持つとピックが滑らなくなるというものだ。

元々指先が人一倍乾燥しているため、ハンドクリームなどで保湿してピックを持っていたが、GORILLASNOTの接着力はその比ではなかった。それまでは「ピックがずれないように」もしくは「ピックがずれたら位置を修正する」というところに神経を使いながら演奏する必要があったが、それがなくなったことで他のところに気を使いながら演奏できるようになり、一気にカッティングのコツを掴めるようになった。

「ピックがずれないように」入ってしまっていた無駄な力も抜けるようになり、段々GORILLASNOT無しでもピックがずれにくくなってきた。上述の通り乾燥肌なので、今でもカッティングをやるときは少しだけ指先に付けているが、以前よりもだいぶ少量でも問題なく演奏できるようになった。

カッティングでピックがズレる感覚に悩まされている人には間違いなくお勧めできる。なお、難点はピックが若干汚れることと、指についた松脂を洗うのが若干面倒くさいこと。

Amazonでは長いこと在庫切れしているが、サウンドハウスで680円(2021年5月現在)で販売されている。

FretWraps

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FretWrapsは1フレットあたりに取り付けることで、開放弦をミュートして余計な音がならないようにするためのバンドだ。ミュートが甘い状態で余計な弦をヒットしてしまった時に出るノイズを減らすことができる。

完全にチートアイテムだが、ある程度適当で雑なミュートでもノイズが鳴りにくくなることで、リズムやピッキングの強弱など別のポイントに集中して練習/演奏できるのがメリットだ。もちろんミュートは完全ではなく、またノイズの元となるのは開放弦だけではないので、これがあれば一切ミュートしなくてよくなる、というわけではないが、「ミュートがちゃんとできたら、こう弾ける」というイメージを掴めるようになることも一つのポイントだ。

なお、FretWrapsはネックの太さに応じていくつかサイズが用意されている。ネックの太さに対して小さすぎたり大きすぎるサイズだと、うまくミュートできないので注意が必要だ。

まとめ

カッティングのコツを掴むのは難しい。自分もかなり長い時間、コツを掴めずに苦労してきたが、上記二つのチートアイテムはコツを掴む上で大きなブレイクスルーになった。それぞれ安ければ千円程度で購入でき、十分に試す価値はあると思う。カッティングのコツが掴めず悩んでいる人は是非試してみて欲しい。

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