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Fresher レスポールタイプのレストアとモディフィケーション 1

適度にコンディションの悪そうなFresherのレスポールタイプのギターを入手した。

Fresherというブランドは今まで馴染みがなかったのだが、共和商会が1970年代から80年代にかけて展開していたブランドらしい。Fresherのロゴは元々Fenderのロゴを模したようなデザインだったが、レスポールタイプのギターも販売していたようでこのギターについているロゴはFender感のないデザインになっている。

パーツはかなり多くが欠損しており、シリアルナンバーなども存在しないので型番の特定は難しいのだが、おそらく70年代末期のFL-301WかFL-331Wあたりではないかと思われる。

ボディは淡いクリーム色だが、おそらく販売当時は白かったんだろう。古いステッカーの痕と思われるものが随所にあり、表面は汚い。

70年代の国産レスポールコピーによくあったように、このギターもネックジョイントはボルトオンになっている。当時のカタログを見る限りネックの素材はニヤトーのようだ。余談だが、Fresherも80年代のモデルになるとマホガニーのセットネックが採用されており、中古価格も70年代のボルトオンネックのモデルと80年代のセットネックモデルはかなり大きな差がある。

元からそうだったのか、摩耗・すり合わせによって低くなったのか不明だが、フレットはかなり低い状態だった。

ほぼ全てのパーツを揃えなければいけないこともあり、そこそこ労力とお金がかかるレストアになりそうだが、今回はそれに加えてトップのリフィニッシュというモディフィケーションも試していきたいと思う。

続く

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