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指板のアールを図るやつ
最近、二回目のリフレットに挑戦した。去年初めてのリフレットをした際に出てきた反省点の一つに、指板修正時のラジアス(アール)をしっかり整える、というのがあった。指板のカーブが綺麗に整ってないと、フレットを打った時に浮きが出てしまう。
任意のアールがついたサンディングブロックを使って指板修正をすれば、ある程度狙ったラジアスに形が近づくはずなのだが、前回はどうもここがちゃんと綺麗にアールを付けられていたのか自信を持てなかった。そこで今回は指板のアールを図るためのラジアスゲージを導入してみた。Amazonで約700円。
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指板のストレートを出した後で、サンディングブロックにペーパーを貼り付けてアールをつける。今回は12インチRのサンディングブロックを使用。クレヨンが均等に削れるようになれば一応綺麗にアールがついたということになる。前回はそれを目安に指板修正を終了した。
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削った指板にラジアスゲージを当ててみて、隙間がないか調べてみると中央部分がまだ削り足りないようでゲージがフィットしなかった。
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サンディングブロックで調整しようとしたもののどうもなかなか目的の部分が削れず、必要ない部分が削れてしまうので最終的にはストレートな細いサンディングビームを使って微調整した。サンディングブロックへのペーパーの貼り方が良くなかったのかもしれない。
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なかなかこの作業はキリがなくて、ある程度全体がフィットしているのを確認できたところで指板修正の作業を終了してしまったのだが、これは間違いだった。ここで小さな妥協をしたことで、次のフレットを打つ工程の際に浮きがないように打ち込むことにとても苦労することになった。特に両端が削れすぎていたり、中央に出っ張りがあったりするとフレットエンドがどうしても浮くような形になってしまう。今回のリフレットの作業でここの工程がとても重要であるということを改めて痛感した。そして、この工程の品質をチェックするうえでのラジアスゲージの重要性もとてもよくわかった。
わずか数百円の嵩張らない工具なので、指板修正をする際には持っておきたい。そして、指板のラジアスがちゃんとゲージにフィットするように、ここの工程は妥協せずに頑張る必要がありそうだ。
今回はそこをチェックできる工具を手に入れ、ずれ具合も確認しておきながら、楽観的に判断をしてしまったためこの工具の力を力を活かしきることが出来なかった。しっかり反省して、次回指板修正をする際には徹底的にゲージに合うまで煮詰めたいと思う。
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