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Ibanez AZ Essentials

少し前にTomo Fujita氏が3シングル仕様のIbanez AZをYouTubeチャンネルで紹介していた。今までに発売されているIbanez AZは全てリアがハムバッカーなので、珍しいなと思っていたら本日9/1、3シングル仕様を含む新しいAZのシリーズAZ Essentialsが発表された。

公式ホームページにでは「ギタリストへの扉を開くあなた」向けのギターとして紹介されており、AZシリーズの廉価版という位置付けのようだ。AZと名前がついており、シェイプも既存のAZシリーズに似てはいるが、仕様的にはAZ Prestige / AZ Premiumとは結構異なるようだ。

AZ Prestige / AZ Premiumのネックといえば、少し太めのCシェイプにローステッドメイプル、ステンレスフレットという組み合わせが特徴だったが、AZ EssentialsではAZをベースにしつつも少しモディファイしたAZESシェイプにローステッドではないメイプル、通常のニッケルフレットという一般的な仕様になっている。スケールもAZ Prestige / AZ Premiumが648mmなのに対して、AZ Essentialsは635mmと若干短い。

ピックアップもAZ Prestige / PremiumがSeymour Duncan製のHyperionだったのに対して、AZ EssentialsではEssentialsというセラミック製のピックアップになっている。ブリッジ、ペグもGotoh製ではなくIbanezのオリジナルのものが搭載されるようだ。

正直にいうと、これらの要素はIbanez AZ Premiumを使っていて魅力に感じる要素そのものなので、変更された場合にギターとしての特徴がどう変わるのかは少し気になる。

国内の発売は9月8日頃になるようだが、すでにイケベ楽器やクロサワ楽器では予約が始まっていて、3SのAZES31が37600円、SSHのAZES40が39600円で販売されている。他社のエントリーシリーズよりも若干高めの値段設定のようには感じる。

自分もIbanez AZ Premiumを一本所有しているが、今年一番弾いている時間が長いギターは間違いなくこの一本だ。シンプルにとてもよくできていて、値段以上のギターだと思う。ワイヤレストランスミッターがささらない点以外、満足度は非常に高い。(AZ ESはジャック形状が変わっているのでワイヤレストランスミッターがささりそうだ)。どこかのタイミングでAZ Prestigeを試したいと考えているくらいだ。

このAZ ESシリーズもTomo Fujita氏が開発に関わり、先日はIchikaのシグネチャーが発表されたり、Ibanezは本当に凄い。学生時代から15年以上Ibanezを愛用している身としては、嬉しいことだ。

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