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初めてのリフレット - フレット抜き編

一年以上前に購入したまま塩漬け状態になっているジャンクギターがある。

メーカー不明のレスポールタイプのギターだが、ネックの反りが酷い。トラスロッドを回して調整したいところだが、このギターはトラスロッドが限界で調整することができない。なす術なく、手をつけられないまま一年以上放置してしまっていた。

それから一年が経ち、その間色々と経験も増えてきたので今回ようやく重い腰を上げてこのギターの再生に取り掛かることにした。

フレットは多少の高さがあったが、この反り具合を擦り合わせで誤魔化すのは現実的ではなさそうだった。そこで今回は指板修正とリフレットをしてみることにした。

まずはフレットを抜く。ナット交換の時に購入したツノダの食い切りニッパーを使って、指板とフレットの間に刃を挟み込むような形で動かしていくと簡単に抜くことができた。

最初は刃が入った後に上むきに引き抜こうとしてしまっていたのだが、作業を繰り返すうちに引き抜く必要はなく、刃を挟み込むというアクションを繰り返していく方が綺麗に抜けるということを学んだ。上むきに引き抜こうとするとクサビが指板の溝を破壊してしまうようだ。

なお接着剤が使われている場合は、フレットをはんだごてで温めないと取れないらしいが、今回は温める必要はなかった。

フレットを抜く作業は意外と簡単で、15分程度で全てのフレットを抜くことができた。

指板修正をする際に邪魔なのでナットも外した。木の板を添えた状態で軽く叩くと簡単に外れた。

次回はこの状態から指板修正をしていく。


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