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Paul Reed SmithのCoreモデルを買ってもSEを使い続ける理由

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この一年ですっかりPRSの所有本数が増えた。USAのCoreモデルのCustom 24も一本購入し、見た目も音もとても気に入っているが、中古で買ったSE Custom 24を弾いている時間が一番長い。それにはいくつか理由がある。

そこまで神経質にならずに使える

最新のUSA CoreモデルのCustom 24はラッカー塗装だが、PRS SEのCustom 24はポリ塗装である。ラッカー塗装の場合、ギタースタンドやフック、あるいはプリントのTシャツなど、素材によっては塗装が反応を起こしてしまうことがあるので、どうしても神経質に扱う必要がある。SEはポリ塗装なので、そこまで神経質に取り扱う必要がなく、日常的に使う分にはとても気楽で良い。

ネックの素材もCoreモデルとSEでは異なる。SEはメイプルネックとなるため、こちらも万が一倒してしまった時のことを考えると、多少の安心感がある。(もちろん倒したくはないが)

Wide Thinネックが握りやすい

SEのネックシェイプはWide Thinプロファイルとなる。Coreモデルには色々なネックプロファイルがあるが、Pattern Thinに近いプロファイルとなる。Wide Thinネックは比較的手の小さい人でも握りやすく、自分の場合もとても弾いていてしっくりくる。個体差はあるのだろうが、正直なところ、ここに関してはCoreのPattern ThinよりもSEのWide Thinの方がしっくりきている。

音が悪くない

SEとCoreでは木材、ボディシェイプ、ピックアップ、塗装など色々な要素が異なるため、当然ながら同じ音が出るわけではない。ではSEの音が悪いかというと、そんなことは全然ない。特に85/15 “Sピックアップが搭載されている2017年モデル以降のSE Custom 24は十分に良い音がする。

現行のCoreのCustom 24のPUサーキットレイアウトだと、フロントPUのコイルタップ単体の音は出せないのだが、SEの場合はその音を出すことができる。個人的にこの音が気に入っているのもあって、Coreの方の回路を変更しようと検討している。

値段

そして何より値段。SEとはStudent Editionの略で、元々学生向けのエントリーモデルとして企画された廉価版のギターだ。韓国・インドネシアで生産され、安いモデルだと新品でも7〜8万円で購入できる。USAのCoreシリーズだと安くても30万〜40万円はかかるので、1/4〜1/5程度の値段で購入することができる。7-8万円も決して小さな金額ではないが、それでも30-40万円に比べたら小さい。

PRSのフレットはニッケルなので、長く弾いていると消耗してしまい交換が必要になる。フレット以外にも、ギターを長い期間弾いていると、どうしてもメンテには多少のお金がかかってくる。そういう時に、「安い練習用のギター」という位置付けの方が、気軽にパーツ交換・場合によっては改造を出来て良い。

結論

SEがあればCoreは不要、ということは決してないが、それでもPRSプレイヤーによってSEは良いギターだと思います。

追記: 2022/05 SE Standard 24も試してみた


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