Yamaha THRにTAK MATSUMOTOエディションが出るらしい
B'z 松本孝弘氏監修モデルのYamaha THRアンプが販売されるらしい。
現行のTHR30II Wirelessをベースに、半ワウエフェクトの追加やこのモデルでしか使用できないプリセットなどが追加されている。CLEAN / CRUNCH / LEADチャンネルのサウンドが"松本氏のサウンドを忠実に再現"されているとのことだが、これがベースモデルと異なるアンプモデルが収録されているのか、パラメータの調整程度の違いなのかは不明だ。
すでにB'zのファンクラブ限定で先行予約が行われたが、予約殺到で抽選となりSNS上では買えなかったユーザの嘆きが散見された。
プレスリリースによると、この企画は2022年12月から動いていたらしい。
以前から公式TwitterやDVDの楽屋映像などで、松本さんがYamaha THRを使っているというのが話題となっていたが、ここにきてようやく正式監修モデルが出る形になった。今でこそ松本さんといえばGibsonだが、元はYamahaのエンドーサーで、自分が好きな楽曲もYamaha MG-Mシリーズを使っていた時代に作られていたものが多く、ここにきて再びYamahaから松本さんモデルが出るというのはとても感慨深い。
公式デモのサウンドを聴く限り、音は松本さんのサウンドそのものだ。これが気軽に手に入るというのはなんとも魅力的だ。
だがすでにTHR10II Wirelessを使っている身として買い替えたいかというと悩んでしまう。こんなものを手に入れてしまった暁には、今後の自分の録音は全部松本さんサウンドになってしまう。ギターを始めたきっかけがB'zだった自分にとって、松本さんのサウンドは一つのゴールであり自分の音作りの中でも常にリファレンスとして存在している。それを目指しつつもなかなかそこに到達できず、その過程で新しい可能性に気づいていく、というのが音作りの楽しみでもあるので、そこに対する直接的な答えが手に入ってしまうと何かが崩れてしまいそうだ。
そもそも限定販売でファンクラブ先行販売分が即座に売り切れているような状況なので、欲しくても手に入らない可能性の方が高く意味のない悩みであることは間違いなさそうだ。
なお、THRシリーズを使い始めて約3年半。THR10II Wirelessはほぼ毎日使用しているがなんの不具合もなく、絶好調だ。このアンプほど満足度が高い買い物はなかったと思うし、もし壊れるようなことがあってもまたTHRシリーズを買うだろう。それくらいTHRシリーズはおすすめです。